カカトの重要性
最近どうもnoteから離れていました。
理由は簡単で、「テーマに合う画像を探すのが面倒」だったからです。
というわけで、「画像抜きでもいいから、とりあえず書く」という方針に変えてみます。
今日のテーマは、「カカトの重要性」です。
カカトの重要性が分かると、少し人間の身体の仕組みをご理解いただけると思います。
靴屋が思うカカトの重要性は以下の2つです。
(1)正しく立つ
(2)カカトから接地する
(1)正しく立つ
一度鏡で、自分の立ち姿をチェックしてみてください。
これまで私が見てきた方は、ほぼ前に傾いています。
正しい立ち方は、カカトから頭の先まで棒が通ったように
「まっすぐ立つ」
という姿です。簡単でしょ?と思いきや、これが意外に出来ていません。
鏡を見ながらまっすぐ立つと、少し後ろに体重がかかる感覚になります。これが本来の立ち姿です。
Pointは2つ
1.カカトにしっかりと体重を乗せる(つま先側に寄らない)
2.カカト、腰、肩、耳の後ろまで1直線になるイメージを持つ
簡単なやり方としては、
つま先立ち→カカトを落とす、を3回ぐらい繰り返してみてください。そうすると、カカトを落とした時に肩や頭まで衝撃が伝わってきます。
また、ラジオ体操の最後にある深呼吸をしてみてください。その時に手を横ではなく、お尻に回してみてください。
お尻に手をあてたまま歩くと、意外にキレイなウォーキングになりますよ!これは元々人間本来の立ち姿に戻すだけなので、コツを掴めば簡単です!
これが出来た上で、わざとつま先側に体重を乗せたり、スマホを触って前傾姿勢を取ってみてください。
そうすると、足のスネあたりに変な力が入っているのが分かります。
(2)カカトから接地する
これは何が重要か、というとかなり専門的な話になってきます。
ただどなたでも実感出来るチェック方法があります。
(1)で正しい立ち方をすると、前足を出しても体重は後ろ足に残って前に傾いたりしないはずです。
そしてカカトを軽く接地して、少しカカトを押し込んでみてください。
「膝、曲がりませんでしたか?」
地味ですが、これが歩行動作で凄く重要な動きなんです!!
膝が曲がる時、骨盤あたりも数センチ前に押し出されます。これが推進力になります。
多分阪神の藤浪投手も、これを徹底的にやるとリリースポイントが安定し、コントロールが良くなるはずです(無責任。。。)
逆に前足をべた足で接地してみてください。膝も曲がらず、太ももの前でブレーキがかかりませんか?
膝が曲がらないまま歩くという事は、足の長さが変わらないので、どこかでその衝撃を吸収してあげる必要があります。およその方は股関節になると思います。(クネっとした動き)
股関節や腰に衝撃がいくと、その辺りを傷める原因にもなります。
(膝を傷めるのは、また別の原因があります)
かといって、ASIMOみたいな歩き方が良いわけでもないですよね。。。
カカトをしっかりと接地すると、人間本来の自然な歩き方になりますよ!というお話でした。
そうなると、やっぱり靴もカカトが重要になってきます!
正しく立つ・歩くが出来ていれば、人間が本来備えている衝撃吸収のメカニズムが働きます。間違っても、クッション性とかをアピールした変なウォーキングシューズはやめましょう。本当に足に良くないです。
(部屋の中で、足にこんにゃく貼って歩くようなものです)
Grant Stoneの売りは、カカトのホールド性にあります。
一度履くと、病みつきになりますよ!!
というわけで、
「出かける準備は出来ているか?」
合同会社ゲットゴーイング、でした。