行きついた先は、それぞれが食べたいものを食べるスタイル
この週末は、義兄夫婦が我が家に遊びに来ていました。
金曜の夜、仕事が終わった後に飛行機で飛んできて、日曜の昼前には我が家を後にして、空港へ向かっていきました。
夫婦ともに医者で、特に義兄は昼夜問わず働いています。そんな中、せっかくの週末に、こんな目いっぱいのスケジュールで会いにきてくれたことに、ちょっと感動すら覚えます。バイタリティに溢れた生き方にも、感心してしまいます。
子どもたちにとっては、オモシロい叔父さんと優しい叔母さん。二人が遊びに来てくれる日を、指折り数えて待っていました。
彼らの滞在中は、みんなで一緒にサイクリングに出かけたり、近くの川沿いのトレイルへハイキングに行ったりしました。子どもたちは、ずっとはしゃぎっぱなしでした。
来客があるとき、ホストとして気を遣うのは食事です。いつも、事前に夫と二人で相談して決めます。家で食べるなら、だれが何を作るか。外食するならどのレストランがいいか。
興味をもってくれるなら、喜んで日本の家庭料理を作ってあげたいといつも思っています。ですが、義兄夫婦のときは、わたしは完全にお手上げなんです。
どうしてかというと、彼らはビーガンだから。
ビーガンということは、肉・魚全般ダメ、卵や牛乳もダメ。それに義兄は、キノコや海藻系は大嫌い、エビや貝の類はアレルギーがあってゼッタイにダメ。
食べられないものが多すぎます。この条件で美味しくつくるなんて、わたしの技術力では至難の業です。
困るのは、出汁がとれないことです。イリコ、昆布、シイタケが全滅。
肉・魚なしでも美味しくしようすると、どうしてもどこからか旨味を持ってこなければなりません。蕎麦とかお好み焼きとか豆腐入りのみそ汁とか、いくつか考えてみたけれど、やっぱり出汁をどうするかという問題にぶつかります。
難しすぎる。
なので、食事はもう外注します。テイクアウトです。アメリカには、宗教的な事情や、健康への配慮など、いろんな理由で肉・魚を食べない人たちが一定の割合でいます。なので、レストランには、大抵ベジタリアンやビーガンメニューが用意されているし、そういう食事に特化したレストランも珍しくありません。
なので、彼らの意向を聞きながら、テイクアウトすることにしています。
今回、彼らが滞在している間に食べたものは、こんな感じでした。
わたしたち家族はビーガンではないので、彼らがビーガンラーメンを食べている横で豚骨ラーメンを食べ、彼らがサラダを食べている隣でポケ丼を頬張っていました。(ポケ丼とは、生のサーモンやまぐろなどをタレであえて、白ご飯の上に乗せた丼もの)
みんなそれぞれが、自分の好きなものを食べるシステムです。
読んでくださってありがとうございました。
《ほかにもこんな記事があります》
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?