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日本では馴染みのあの商品が、英語圏ではヘンテコな意味になっている

みんなが普段飲んだり食べたりしているものの名前。

日本ではなんの違和感もなく使われている名前が、ところ変わると全く違う印象を与えていることがあります。

アメリカ人である夫の協力を得て、英語圏でヘンテコな意味になっている日本の商品を3つご紹介します。

カルピス

うちの子どもたちが、なにかの文脈で、

「カルピスが飲みたい」

と言い始めました。この夏、日本に行ったときに何度か買って飲み、味をしめたようです。

「カルピス®」の名前は、カルシウムの”カル”に、サンスクリット語の<最上の味>を意味する”サルピス”の”ピス”をあわせた言葉です。

アサヒ飲料HPより

それを聞いていた夫が、

「カルピスって名前が最悪だよね」

と苦笑いしました。なぜかというと。

カルピス(Calpis)を英語で発音すると、Cow piss(ウシのおしっこ)に聞こえるんです。飲みものの名前としては、確かに最悪です。これを書いているわたしが言うのもなんですが、今度カルピスを飲むときに想像しないでください。オエッてなってしまいます。

なので、アメリカでは、カルピスは「カルピコ(Calpico)」に名前を変えて販売されています。「『カルピス』だけは絶対にあかん!やめなはれ!」と誰かが進言したんでしょうね。懸命な判断です。

カルピコ……響きがかわいい

ポカリスエット

日本では馴染みに馴染んでいるこの名称ですが。

「ポカリ」は、語感の軽い明るい響きを持つ言葉としてつけたもので、特別な意味はありません。 「スエット」は「汗」の意味で、水分やイオン(電解質)の大切さを訴える意味で、身体から目に見えて失われる「汗」を表しています。

大塚製薬HPより

アメリカ人に言わせると、こうなります。

「スエット(sweat=汗)なんて飲みたくないよ!」

誰かの汗を集めてペットボトルに詰めて販売している…。そんな図が一瞬浮かぶらしいです。悪夢です。

もちろん、実際はそんなわけはありませんが、英語圏では名前で損をしているような。

白い恋人

言わずと知れたロングセラーの北海道土産です。

わたしは、この名前から、雪が舞うなか連れ添う恋人たちの姿を連想していました。どこかロマンチックな響きがあります。

商品名の由来は、ある年の師走に創業者がスキーを楽しんだ帰りに「白い恋人たちが降ってきたよ。」と何気なく言った一言によるとされる。

ウィキペディアより

英語に直訳すると、”White Lover”でしょうか。それを聞いた夫は、「なんだそれ」といって噴き出しました。

”White Lover”は、「白い恋人」じゃなくて、「白人の恋人」という意味になるんです。

どういう意味なんだ。白人の恋人がほしいのか?というかどんなお菓子なんだよそれ。

と思っちゃうようです。

(おわり)


最後まで読んでくださってありがとうございました。

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