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寝つきの悪いアナタに伝えたい、小さなノウハウ

わたしには、noteでシリーズ化できるようなたいしたノウハウはないのだけど、経験から得たちょっとした小ネタ風のノウハウならいくつか持っている。

そのうちの一つが不眠対策。

念のためもう一度言っておくと、たいしたノウハウではない。本当の本当に眠れなくて、薬が必要だというような人に効くような大技ではない。だけど、慢性的な寝付きの悪さをちょっと良くするくらいの効果はあるかもしれない。

わたしは、かつて東京で暮らしていた頃、めちゃくちゃ寝つきが悪かった。

当時わたしはまだ独身で、平日は仕事だけでほぼ生活が完結するような有様だった。毎日残業して、夜が更けた頃に自宅に帰って寝る。そして朝が来たら、またオフィスに戻る。その繰り返し。

残業が長引くほどに、寝付きは悪くなった。1時くらいにベッドに入るのだけど、3時になってもまだ目が冴えている。そんなの日常茶飯事だった。

眠れなくて毎晩イライラした。そのまま朝になっても頭も目もさえたままならいいのに、そのうち眠りに落ちて、目覚ましが鳴る頃には嘘やろと思うくらいに眠いのだ。

この眠気、夜にください。頼むから。

そのくせ、夜中までかかって翌日のミーティングやプレゼンの準備をしているようなときには、ちゃんと眠くなってしまう。こんなときこそ、目が冴えてくれよってときに限って、うたた寝してしまう。

ほかにも、飲み会から帰きて、疲れた体をベッドに投げ出すように横になったとき。ああ、もうこのまま寝ちゃいたい。でも、顔を洗って、歯磨きしなきゃ…。シャワーも浴びなきゃ…。そう思っていると、ほぼ100パーセント寝落ちする。

そんなことを何回か繰り返したときに、はっと思いついた。

もしかして、寝ちゃだめだと思うほど、眠くなるんでは?

単純な公式である。つまり、こういうことだ。

寝たい寝たいと思う → 眠れない
寝ちゃだめだと思う → 寝てしまう

アマノジャクの法則とでも名付けましょうか。

その日から、わたしは実験的に「いまはまだ寝ちゃだめだ」と自ら暗示をかながら寝ることにした。疲れて寝たいのに、明日の準備があってまだ寝るわけにはいかない日の葛藤を心に思い起こしながら、静かに念じ続けた。

そうしたら、驚くべきことに、わたしの慢性的不眠症はかなり改善した。嘘みたいな話だけど、本当なのだ。まあ、効果は完璧ではなく、やっぱり頭が冴えて眠れない夜もあったけれど、全体的にみると、確実に効果があった。

こんな小さな対処法一つで、睡眠時間は増えるし、眠れないイライラは格段に減るし、翌日の頭もすっきりするしで、いいことづくし。

威力は小さいかもしれないが、効く人には効くかもしれない。ぜひお試しあれ。


読んでくださり、ありがとうございます。

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最終日は8月31日!


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