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【日記】アメリカのバレンタインデーはチョコレートだけじゃない

先日のバレンタインデーは、皆さんどうお過ごしでしたか。

我が家は、いつものお寿司やさんで巻きロールをどっさりテイクアウトして、家で寿司ディナーをしました。

バレンタインデーということで、店はいつもより混みあっていて、通常ならオーダーしてから30分で受け取れるのに、この日は倍の60分もかかりました。

アメリカでは、この日、特になにを食べるというのはないのですが、いつもよりちょっといい食事をするという感覚があります。こういうとき、寿司はアメリカ人の頭に浮かぶ候補の一つになっています。

あと、子どもたちの学校では、クラス全員で、ちょっとしたプレゼントやカードやキャンディを交換し合います。

子どもたちにとってはビッグイベントです。20数人から小さなプレゼントをもらえるわけですから。ウハウハです。

バレンタインデー当日、息子と娘は、収穫物を携えて、意気揚々と学校から帰ってきました。バス停で出迎えます。

第一声は、聞かなくてもわかります。

「キャンディ食べてもいい?!!」

もちろん。わたしはイエスと答えました。

この日、この問いにノーと言ったら暴動が起きます。でも1個だけよ。

家に着いたら、息子と娘がもらったものを床に広げて、見せあいっこが始まりました。なんだか年々バレンタインの交換ブツがインフレしているような気がするのはわたしだけでしょうか。

娘がもらったもの。箱いっぱい。

キャンディ。駄菓子。チョコレート。小さなおもちゃ。カード。この辺まではまあ想定内です。でも、中にはミニレゴセットやクラフトキットなどもありました。

子どもたちは、もらったキャンディを種類別に分けて、箱の中にきれいに並べて収納しました。既存のコレクションに新たなラインナップが加わり、箱の蓋を開けて眺めるたびにうっとりしてしまうようです。

整理好きの息子なんて、昨日しまい込んだばかりなのに、今日もまた全部取り出して並べ替えていました。

あまり好きではないキャンディは、二人の間でトレードすることにしたようです。なにとなにをいくつで交換するか、といった戦略が試されます。

傍で見ていると、娘は、なにがどれくらい好きかという手のうちを明かしすぎです。息子は抜け目なくその情報をつかみ、自らの利益を最大化しようと言葉巧みに迫っていきます。

こういうのは、練習を積むほかないんでしょうね。特に、アメリカで生きていくには、こういうしたたかさがものをいう場面が、日本よりも断然多い気がします。

いずれにしても、楽しそうで何より。

(おわり)


読んでくださってありがとうございます。

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