うまく像が結ばないときの時間稼ぎ!
おはようございます! 「時は金なり、とも稼ぎ」根太幸吉です。
人の話を聞いたり、本を読んだりしているとき、頭の中でうまく像が結ばず、ピントが合わないような感覚に陥ることがあります。このような状況では、理解が曖昧になり、物事がぼやけたまま流れていくのを防ぐために「時間稼ぎ」が有効です。今回は、その時間稼ぎの方法と具体的なステップについてご紹介します。
1.焦点をぼかすことで逆にリラックスする
像が結ばないと感じるとき、無理に焦点を合わせようとするのは逆効果です。目を閉じたり、深呼吸をして一旦思考の焦点をぼかすことが有効です。視覚や聴覚から得る情報に依存せず、頭の中で自由にイメージが浮かぶままに任せることで、逆にリラックスし、理解が自然と進むことがあります。
深呼吸を3回行い、目を閉じて身体の緊張を解きます。
情報に対して無理に理解しようとせず、ただ頭の中に入ってくる感覚だけを感じ取ります。
雑念や他の考えが浮かんでも、そのまま受け流し、焦らないように心がけます。
2.大局的な視点をとる
像が結ばないときは、細かい部分にとらわれすぎていることがあります。その場合、大局的な視点に切り替えることで、全体像を捉え直す時間稼ぎが有効です。話や文章の主なポイントを思い出すか、全体の流れを頭の中で再構築してみましょう。
聞いている話や読んでいる文章の「要点」を3つ挙げてみる。
今の段階で最も重要なテーマは何かを自分に問いかけ、その答えを簡潔に書き出してみます。
その上で「今自分が理解しようとしていることは全体のどこに当たるのか」を考えます。
3.メタ認知で自己を観察する
「自分が理解できていない」という状況をメタ認知的に捉えることで、感覚的な詰まりを解消できます。つまり、自分がどの部分でつまずいているのか、なぜ像が結ばないのかを客観的に観察し、対策を考えるのです。
自分が「どの部分で像が結ばないのか」を一言で表現してみます。
例えば「話が飛んでいる」「言葉の意味が分からない」「背景知識が足りない」などです。
その原因に対して、少し調べたり、その部分をスキップして全体を通して再度考え直すことで、視界が開けることがあります。
4.「思考パーキングノート」を活用する
思考がぼやけているとき、それにとらわれすぎると、さらに像が結ばなくなります。ここで、「思考パーキングノート」を活用して、浮かんできた考えや疑問を一旦ノートに書き留めておくことで、次に進みやすくなります。これにより、焦点がぼやけた部分を後回しにでき、他の重要なことに注意を向けることが可能です。
頭に浮かんだ疑問や理解できない部分を、簡潔にノートに書き留めます。
書き留めた後、その部分については一旦考えを「駐車」し、次の話や文章に進みます。
後で時間があるときに、ノートに書いた内容を再度読み返し、解決策を探るというプロセスを取り入れます。
5.マインドフルネスで意識を「今」に戻す
像が結ばないとき、過去や未来のことを考えすぎている場合が多いです。マインドフルネスの手法を使って、意識を「今」に戻すことで、情報を受け取る準備が整うことがあります。呼吸や体の感覚に注意を向け、思考を「今」に固定することで、話や文章への理解が深まることがあります。
5秒間、呼吸に注意を向けます。吸う息、吐く息に集中します。
その後、足や手の感覚に注意を向け、しっかりと「今ここ」に意識を戻します。
落ち着いた状態で、話や文章にもう一度集中します。
像が結ばないときは多くの場合、合わないピントで「ロック」されています。ですから、無理に焦点を合わせようとせず、むしろリラックスし、全体像を捉え直すことがピントのアンロックのための有効な時間稼ぎになります。集中しているはずなのに理解がどこかぼんやりしてしまう・・・と感じたときには試してみてください。
というとこで、幸吉でした。
今日もご安全に、時間とお金をともに稼いでいきましょう!
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