一冊の本を集中して読むための時間稼ぎ
おはようございます! 「時は金なり、とも稼ぎ」根太幸吉です。
本読んでる時って、わりと他のこと考えがちではないですか。そんなことはありませんか。書かれている内容が触媒になって、「お、これは前に読んだあの本と結びつけて考えられそうだな」とか「積読になっているあの本にもっと詳しく紹介されてそうだな」とか。読書中に他の本や知識への興味関心が湧き上がるのは、読書の醍醐味だと個人的には思っています。ただ、目の前の一冊に集中したいとき、次々と浮かんでくる関連するトピックによって気が散ってしまうという側面があるのも事実です。今回は、一定時間の集中を保ちながら、頭の中で発生する連想や思考の流れを一時的に「時間稼ぎ」するための方法をいくつか紹介します。
1. 思考パーキングノートを活用する
本を読んでいるときに他のアイデアや本が頭に浮かんだ場合、それをすぐに別のメモ帳やノートに書き出すという方法があります。アイデアと一緒にそれを思いついた時刻を記しておきます。これにより、連想された考えを「後で取り出す」ために一時的に脇に置き、集中を妨げずに目の前の本に戻ることができます。大切なポイントは、思考パーキングノートをつくること自体が読書の目的(すくなくとも読書をしている「今」の目的)ではないということです。思考パーキングノートは読書で得られる最高の実りとも言えるのですが、一時的に忘れるために使うのだということを忘れないようにしてください。こうすることで、浮かんだ考えを忘れる不安から解放され、集中力が高まるでしょう。
2. 読書の目的を再確認する
本を読む前に、その本を読む理由や目的をはっきりさせることは、集中を維持するために有効です。例えば、「この本の第3章までの内容をつかむ」「特定のテーマについての理解を深める」といった具体的な目標を設定すると、他の本への興味が湧いたとしても、その目的に立ち返ることができます。
3. 時間制限を設ける
一冊の本に集中するために、あらかじめ決められた時間内での読書を意識的に行うことも効果的です。例えば、「30分間はこの本に集中する」といった具合に時間制限を設けることで、その間に他のことを考えることを一時的に制限できます。ポモドーロ・テクニックを使うのも有効ですね🍅。この方法は短期的な集中力を高め、効率的に読書を進める助けとなります。
4. 連想を「見守る」間を持つ
頭の中に浮かんだ連想をすぐに排除しようとするのではなく、むしろ一旦立ち止まってその連想を観察する時間を持つのも一つの方法です。しかし、その連想に対してすぐに行動を取らず、5分間ほど「この連想が本当に今追うべきものか」を問い直す時間を設けることで、本に戻るための自然な切り替えができることがあります。
5. 読み終える前に他のアイデアに手を出さないルールを作る
読みかけの本を最後まで読み切る前に他の本やトピックに手を出さないというルールを自分に課すことで、集中力を高めることができます。このルールに従うことで、興味のある他のテーマや本を後回しにし、一冊に専念するための意識的な枠組みが作られます。
連想で生まれる興味関心は、読書の豊かさをもたらすものであり、決して悪いものではありません。ただ、一つの本に集中し、その本の内容を深く理解することが必要な時もあります。上記の方法を適宜使い分けることで、集中力を保ちながらも、その連想の豊かさを損なうことなく読書を楽しむことができるでしょう。
というとこで、幸吉でした。
今日もご安全に、時間とお金をともに稼いでいきましょう!
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