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Duolingo|中国語の検定(HSK) 3級合格

先日、中国語の検定の一つである「HSK」という試験を受けて3級に合格しました!ワーイ
実は、試験を受けるにあたって行った対策はDuolingoというアプリのみ。テキストや過去問集等は一切購入せずに合格することができました。
今回は「HSK3級」の試験に合格するまでを簡単に紹介したいと思います!

1. HSK(中国漢語水平考試)とは

HSKとは中国政府公認の中国語の試験です。正式名称は「中国漢語水平考試」、中国語では「汉语水平考试」、アルファベット表記(拼音)「Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì」の頭文字をとって「HSK」と呼ばれています(以下「HSK」)。
同じような中国語の試験に「中国語検定」というものもありますが、こちらは日本の一般財団法人 日本中国語検定協会という団体が主催している検定試験です。
中国語検定は問題文などは日本語ですが、HSKは全世界共通のテストなので問題文も全て中国語です(国内の試験会場案内は日本語なのでご安心を)。

レベルは1級から6級まであり、数字が大きくなるほど難易度が上がります。
私が今回受けた3級は難易度としては初級〜中級くらい、「中国語での基本的なコミュニケーション」ができるレベルとされています。
詳しく知りたい方は公式サイトをご覧ください!

2. なぜ中国語を学ぼうと思ったのか

実は、もともと大学時代に中国語を第二外国語として選択していました。なので台湾や中国を旅行した時に、昔習った単語を見かけると嬉しくて、もっとわかるようになりたいなと思ったこと。また、中国人の留学生の知り合いも多く、彼らと中国語で話せると良いなと思っていたことがきっかけです。
資格取得は、COVID-19の流行で海外旅行に行けないこの時期に何かしらの検定に合格できるレベルまではやり切ろう、と思い立って挑戦することにしました。

3. 学習期間、開始時点の中国語レベル

Duolingoのアプリ(後述)を使って中国語を学んだのですが、実は間に一年ほどの空白期間があったため、学習期間は足掛け3年/延べ300日です。(最初にアプリをDLしたのが2019年5月、そこから2019年11月に一度中断したのものの2020年12月に再開。2020年12月に、2021年3月の資格取得を目標に学習を再開しました。)
大学時代に第二外国語として中国語を学んでいたと書きましたが、その後2019年まで全く中国語に触れていなかったので、再開した当時は"你好, 我是日本人"と[4つの声調があること]くらいしか覚えていないレベルでした。

4. Duolingoとは

私が利用したDuolingoは「誰もが利用できる、世界最高の教育を開発すること」を使命として、2011年に設立された、現在世界で5億人のユーザーを抱える世界最大の語学学習サービスです。

Duolingoのアプリは無料で利用でき、日本語話者向けには現在、英語・中国語・韓国語のコースがリリースされています。(英語話者向けには2021年4月現在、日本語を含む37言語のコースがリリースされているようです。)
アプリ自体は無料で使えますが、広告非表示/ライフ無制限等の特典付き有料版もあります。私はDuolingoのmission「Free Language Education」がいいなぁと思って、応援の意味も込めて有料版を使っています(Duolingoのイベントホストもやっているので、自称ロイヤルカスタマーです)。

5. 学習スタイル、目標

コースは英語話者向けの中国語コースで学びました。2020年に日本語話者向けの中国語コースも出たそうなので、これから始める方はそちらも良いかもしれません。

<学習スタイル>
コース:英語話者向け中国語コース
プラン:課金プラン(年間プラン)
使用デバイス:iPhone, iPad
学習場所:基本は自宅(発音練習のため)。発音練習はスキップすることも可能なので、移動中などはreadingとlisteningのみやっていました

<学習する上で目標にしたこと>

とにかく毎日続けること(一年ブランクがあった人なので説得力に欠けますが...)!
Duolingoでは「streak」という、連続日数記録を表示してくれる機能があります。それを途切れさせないことを一つの目標にしていました。忙しい日は学習量を減らしてOK、少なくとも毎日アプリを開くことだけ徹底しました。

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あとは、2021年3月の資格試験までに全コースを終わらせること。
Duolingoは文法の説明や単語帳のような形での学習ではなく、テーマによってコースが分かれています(例えばgreetingやnation, familyなど)。
英語話者向けの中国語コースは88のテーマがありました。テーマごとにレベル1から5まであり、それぞれのレベルで3~6レッスンが設定されています(図の丸いアイコンが各テーマ、丸の右下の5という数字がそのテーマにおけるレベルを表しています)。

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各レベル4レッスンとすると、単純計算で4レッスン×5レベル×88テーマ=1760レッスン。1レッスンあたり体感の平均は5分程だったので、1760レッスン×5分=8800分=約147時間になります。
私は全レッスンを延べ300日で終わったので一日あたり5~6レッスンしていた計算になります。
この辺は細かい話なので、実際に「同じように学習してHSK受けたい!」という方に参考にしていただけると幸いです。

6. HSK試験対策

HSKを受けるにあたってやったことは、①受験する級を選ぶ②受験申し込み③問題形式の把握、のみ。あとはひたすらDuolingoアプリをもくもくとこなしていきました。

①受験する級を選ぶ
私が受験した3級の目安は大学の第二外国語における第二年度前期履修程度だそうです。大学時代に第二外国語で中国語選択していた人は、一旦3級で問題ないと思います。
今回、私が受けた試験結果は以下の通りでした(晒します)。

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3級の場合、听力(listening)100点、阅读(reading)100点、写作(writing)100点の合計300点満点、6割以上の180点が合格ラインです。今回私は85%くらいの得点率で合格していたので、少し背伸びして4級にチャレンジしてみてもよかったかなぁ...という所感です。

②受験申し込み
試験日の約2ヶ月前〜1ヶ月前が申し込み期間になるので、試験日を決めたらその期間に申し込みます。インターネットからも申し込めるので楽です(申し込みサイト)。

③問題形式の把握
ここで、過去問集を買って問題形式に慣れておこうという人も多いかもしれませんが、私は過去問集は購入せずHSK公式サイトのレベルチェックテストを2回行って対策としました(1回目は受験する級を決める時に2,3,4級を、2回目は試験の前日に3級のみテスト)。
音声も公式サイトから配信されているので個人的にはこれで十分でした!
逆に4級以上の場合は、きちんと問題集や単語帳で対策した方が良さそうに感じました。

本当にあとは黙々とDuolingoアプリをするだけ!

7. おわりに

まだまだコロナ禍が落ち着く先行き見えない中ではありますが、当日はオンライン受験ではないので久しぶりに試験会場まで遠出して受験してきました。「試験会場」が久しぶりで試験の空気感に圧倒されました。
DuolingoのアプリはReadingだけでなく、Listening、Writingに加えてSpeakingもしっかり訓練されていたので、試験自体はかなり自信持って臨めました。

アプリで学習して全コースクリアしたら、それ自体も達成感はありますが、自分の能力を示す資格として一つ得られたことがとても嬉しかったです。

願わくは早く中国に旅行して現地で学んだ中国語を生かしてみたい...!ですがそれはまだまだ先になりそうですね。今は家に引きこもって次に挑戦する言語を決めたいと思います(ヨーロッパ圏の言語に挑戦してみたいです)。

この記事を読んで「わたしも挑戦してみよう」と思ってくださる方がいれば嬉しいです。海外旅行できない今だからこそ、Stay Homeで共に語学学習頑張りましょう〜〜!ではまた!

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