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営業活動開始
ついにこの時がやってきた。
事業本格始動
独立して約半年が経った。
日進まこと幼稚園のご協力のおかげで、オンライン異文化交流が機能するということを確信!
ここからは他園にこのエビデンスをもって営業活動を行っていく。
そこで、まずは営業を行うための幼稚園リストを作成することに。
幼稚園のリストを作成することは実はとても簡単だった。
前回、モニター園を探すためにリストを探した際、基本的に都道府県ほぼすべての公立私立の保育施設の情報がインターネット上に載っていることを知った。
モニター園を探した時もそうだったが、公立の認可保育園の場合、各保育園が独自にカリキュラムを決められない可能性が高い。
したがって、まずは私立の幼稚園に絞って片っ端から営業電話をかけていこうと決めた。
そこで、一体私立幼稚園が何件くらい存在するのかを調べると、なんとその数全国に6000件以上。
これだけあればいくつかの幼稚園に興味をもってもらえるだろうと考えた。
しかし、ここで一つ懸念点が浮かび上がった。
それは、今後契約を取りに行く幼稚園の場所である。
どこでもWorldKidsはオンラインで提供するサービスで、インターネットが繋がる場所であれば全国場所を問わずサービス提供できるというのが強みである。
しかし、さすがに初めの約一か月程度は実際にその幼稚園にお邪魔させてもらい子供たちと仲良くなることが必要だと考えていた。
そしてさらに、課外レッスンに関してもである。
課外レッスンは、普段の正課オンラインレッスンで日常的にスクリーンを通してリモートで触れ合っている外国人と対面で直接触れあえるということに価値を置いている。
そして実はこの課外レッスンこそがこの事業のマネタイズポイントである。
課外レッスンに繋げていけないとなると、十分な売り上げを上げることは難しいのだ。
ということは、、、
結局実際に足を運べる距離でないとダメだということだ。
この部分は実は僕の大きな誤算だった。
実は、当初はオンライン異文化交流のことしか考えていなかった。
オンラインで異文化交流が出来れば、インターナショナルスクールやプリスクールのような特別に高額な費用を支払わなくても、生まれ育つ環境に左右されずに子供たちが異文化に触れながら育てる環境を提供できる。
その為には、契約してくれる幼稚園に高額な契約金を払わせては本末転倒であるため、平均的で現実的な価格設定にすることを決めた。
しかし、それだけでは営業利益は薄く、それなりの契約数に達するまでにかかる労力に見合わないと考え、そこで走り出したのちに浮かんだのがこの課外レッスンである。
そこを考慮して考えると、通いやすい近い場所からリスト化する必要がある。
リモートで行う事業とはいえ、初めのうちは実際に足を運ぶことが必要となる。
そこで次に、一体どの程度の距離であれば通えると判断するのかだが、それは電話を掛けながら様子を見ることにした。
まず目指すのは契約件数8件。
日進まこと幼稚園を含めて9件の幼稚園と契約が取れれば、各幼稚園に一回1時間のオンライン異文化交流サービスを週に3回(月)(水)(金)提供できる。
本当は週に5日毎日提供することが子供たちにとっては理想的だと考えていたが、これがなかなか現実的ではないかもしれないと考えたのだ。
その理由は、実は蓋を開けてみたら幼稚園は毎日結構忙しいということに気が付いたからだ。
日進まこと幼稚園にきて分かったことだが、幼稚園は毎日カリキュラムが結構満載で、そこに新しいことを埋め込む隙間がほとんどない。
さらに、定期的に季節によってのイベントが行われるので、例えば運動会やお遊戯会がある際には、約一か月以上前からは、その練習に時間を割かなければいけない。
この状況の中で、週5日英語にコミットするということは、もはや幼稚園のアクティビティは英語を本丸の売りにするくらいの幼稚園でないと難しいということだ。
そしてもう一つの理由は、雇用の問題である。
この事業を行う上で理想的なのは毎日違う人種と触れ合える環境を提供するということ。
曜日によって別人種の外国人と触れ合える環境があればかなり多人種と触れ合うチャンスが生まれるからだ。
しかし、そうなるとまだ売り上げが経っていない状態から週五日がっつり外国人たちを雇用しておかなければならない。
これはさすがに赤字過ぎて事業を継続できない。
したがって、まずは週に3回(月)(水)(金)の契約枠を8件取ったら、次に(火)(木)の週2回の枠を設けようというところに落ち着いていた。
この時点での一日のレッスンプランは、午前中に2件、そして午後に1件の一日合計3件3時間である。
これであれば僕と他の二名が日替わりで行うことでひとまず利益を出しながら大きくしていけると考えた。
ということで早速さいたま市の私立の幼稚園、認定こども園のリストアップを始めた。
モニター園を探す際にすでにリストアップしたこともあり、進め方はもう身についていた。
出てきた数は98件。
実際にこれで全てかどうかは定かではないが、とにかく一旦は十分なリストではないかと考えていた。
なぜならモニター園になってくれた日進まこと幼稚園に出会うまでに電話した数は十数件。
しかもこれから行いたいというなんの実績もない状態だった中でだ。
しかし、今では実績がある。
間違いなくワークするサービスである証明を持って営業をかけられる。
そう、
自信があった。
ここから必ず事業を拡大してみせる!