抗がん剤の威力と不妊治療
豪雨、猛暑、大地震、、なんだか最近は異常気象、自然災害が多いですね。。日本がおかしいのか、地球自体がもうおかしくなってきているのか。
本日も更新していきます。
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約1ヶ月の入院を終えた僕は最初の病院を退院した。
そして、これからの治療に関しては、別の病院で行うことになりました。
もといた病院だと、抗がん剤治療の際に万が一何かあった時に対処できる設備が整っていないことが理由でした。
前回書いた通り、術後の治療は、化学療法(抗がん剤と放射線治療)を行うわけなのですが、そこに僕たちのことで一つ重大な問題がありました。
無差別に細胞を殺す抗がん剤
「抗がん剤の威力」というのはとても強力で、体内の腫瘍細胞を殺すだけでなく、無差別に他の細胞をも殺してしまうようなのです。
退院の日取りも決まり、術後の頭痛もだいぶ減ってきた頃、主治医に呼ばれ、次のように告げられました。
医者「今後、ご結婚を予定されているなら、言わなくてはならないのですが、、、」
医者「抗がん剤を使用することで、あなたの中の精子細胞が死んでしまう可能性があります。」
僕「えっと、、どういうことですか?」
医者「つまり、今後、自然妊娠できなくなる可能性があります。」
僕「・・・」
僕「・・・別の方法はないのですか?」
医者「自分が知る限り、他の方法はありません。現時点の医療では、特定の細胞のみを死滅することはできないです。。」
医者「ですので、抗がん剤治療が始まる前までに期間がありますので、その間に精子凍結をおすすめします。」
死滅してしまう前に外に出して凍結してしまえ、と。
手術も終えて、少し楽になり、抗がん剤を使うと言われだけど、まあ別に吐き気とか耐えればいいし、脱毛あるかもしれないけど生えるまで我慢すればいいだろう、と思っていました。
どのくらいの期間治療するか先は見えていませんでしたが、『何をやれば、この悪夢が終わるのか』が明確になっていたはずのなので、
気持ちは治療頑張ろうという意気込みでした。
それで、、これって、、
この宣告は辛すぎました。
度重なる悪循環
脳腫瘍を宣告され、手術で脳内ぐりぐりされ、頭が痛い中、抗がん剤使うだの、放射線使うだの、放射線で脳内に障害起きるかもと言われ、今度は、子供生むの難しくなるかもって。
「凍結」という回避策があるとはいえ、何が辛いって、どんどん普通の人間ではなくなっていくこと。
普通のことを、みんながやっていることをどんどんできなくなっていくこと。
あと、問題はお金でした。
手術と入院費で数百万円近く行ってましたが、限度額認定証のおかげでなんとか限度額内で収まっていましたが、月単位の適用しかできないので、積み重ねれば。。。
それに加えて、”不妊治療には保険が効きません。”
治療費が想像できませんでした。
ただでさえ減ってきているのに。。
僕はふと思いました。
そもそも、抗がん剤を使用するから、身体に負担のかかる治療はするし、不妊治療もしなくては行けないのだから、それをやめて、もっと何か違う治療方法はないのかと調べはじめました。
どうしても、医者の一言を鵜呑みにして先に進むことはできませんでした。
そして、様々なサイトを見る中で、「セカンドオピニオン」 なるものにたどり着いたのです。
次回、「僕のセカンドオピニオンについて」
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