はじめての手術
一時退院して、この生活にも少し慣れてきた感じです。
慣れすぎてしまって、会社に戻ることが億劫になってしまう危機感が覚える今日このごろ。。
そんなこと思ってますが、まだ抗がん剤3クール目があるので、まだ気を抜けませんね。点滴いやだなあ。。
それでは、本日も更新してきます。
----------------
はじめての手術は無事に終わりました。
(じゃなきゃここにいないw)
どちらかというと、「手術後」がしんどかったですね。
これはまた別の記事で書いていきます。
手術の詳細
僕の手術で行うことは、以下の2つでした (大体こんなかんじ)。
1. 脳の松果体という部分に存在している腫瘍を一部摘出する。
→100種類くらい存在すると言われる脳腫瘍の中からどれに該当するか病理診断するため。
2. 水頭症を回避するため、髄液の通り道に穴を開ける。
→腫瘍が原因で脳室に髄液が貯留しているので、それがちゃんと流れるようにするため。
僕の病気 (ジャーミノーマ) に関しては、この手術方法が世界的にもスタンダード?のようでした。
全摘出ではなく、なぜ一部摘出なのか?
それは以下の3つのリスクがあるため。
1. 全摘出=開頭術であること【大手術】
2. 松果体という部分が脳の中心にあるため、どの角度からも遠い【時間かかる】
3. 全部ごっそり摘出してしまうと、その分、腫瘍の細胞がより多くばら撒かれ、播種する危険性が高まる【手術損】
→一部摘出であれば、最小限に喰い止めることができる
手術は本当に一瞬である
手術に要した時間は、約5時間とのこと。
全然覚えていない。
そう、まったく覚えていないのです。
手術室に入る前に親と彼女に手を振ってから、目を開けて、集中治療室 (ICU) の天井を見上げたあの瞬間まで、ポックリ記憶がありません。
手術前日。麻酔士の人との会話。
麻「○○さんは、今回は全身麻酔になります。」
僕「あのぉ、、」
麻「はい、なんでしょう?」
僕「手術中に突然目覚めることはないんですよね、、?苦笑」
麻「大丈夫ですよ、心配ありませんよ。笑」
僕「痛たくないんですか?頭に穴を開けるらしいんですけど」
麻「大丈夫ですよ、心配ありませんよ。笑」
僕「いや、でも絶対に痛いと思うんですよ」
麻「大丈夫ですから、心配なさらないでください。笑」
僕「はじめてなんです。麻酔効きづらいとかはありますか?」
麻「個人差はあると思います」
僕「え、、」
みたいな会話あって、正直ビクビクしながら同意書にサインして、、
もうどうにでもしてくれ!って覚悟で手術室へ向かいました。
まあ、やらないと先へは進みませんからね。
本当に一瞬です。ですから、これからの人も
大丈夫です。安心してください。心配なさらないでください。
そうして、僕は手術を終え、はじめてのICUで孤独な入院生活を始めることになる。
しかし、そこには楽しい毎日が待っていたのだった、、!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?