孤島に持っていく本を問われた時、
自分の余命が分かった時、
人はどんな本を選び読むのだろう?
本棚はその人の思考の露呈である。
となると、私の本棚は偏屈な愛情に満ちている。
つ…
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#マックス・ウェーバー
【孤読、すなわち孤高の読書】マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
著者:マックス・ヴェーバー(1864〜1920)
著書名:「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
刊行年:1904年刊行(ドイツ)
キリスト教信仰と資本主義の繁栄との関係を説いた、社会学の巨人の書。
【読後の印象】
当時の私は金が欠乏していた。
しかし、アルバイトなどという俗世の拘束に身を置く気もさらさらなく、ただ時間だけは不気味なほど有していた大学一年の夏、私は灼熱の陽光に狂わんばか