【第2回:授業に入る前に】好かれたい!でもそれ必要?
こんにちは!
今回も授業準備に入る前の内容です。この記事でお伝えすることは、以下のことです。
好かれる必要はない。それよりも「信用」が大切。
教員も人間なので、やっぱり自分の生徒や学生とは良い関係を築きたいですよね。
でも、その気持ちが大きくなりすぎてしまうと、過剰に生徒からの評価を気にしたり、意味もなく授業がゆるくなったり・・・と日々の授業に悪影響が出てきます。
「そんなこと言ったって、やっぱり生徒の目が気になる」という気持ちはとっても分かります。
でも、評価を過剰に気にしながら行っている授業を、生徒や学生が本当に「面白い!」と思うでしょうか。
それ以前に、生徒や学生は教員が「好かれたい」と思っていることをちゃんと感じ取っています。さらに言えば、大抵の場合生徒や学生にとって、教員なんてどうでも良い存在なのです。
考えてみて下さい。今まで教わってきた先生の名前を何人言えますか?また、何人の先生と今でも関わりを持っていますか?
私の場合、今でもコンタクトがあるのは、大学でお世話になったゼミの先生くらいです。
ちょっと悲しいですが、いつか忘れられてしまうのであれば、無理に好かれなくても良いと思いませんか。
冒頭でも書きましたが、私は生徒や学生に「好かれる」よりも「信用される」ことが大切だと考えています。
では、どうしたら生徒や学生の信用を得ることが出来るのでしょうか。
私はこれ↓しかないと考えています。
「常に学習者の立場に立ち物事を考え、公平に正しい知識を伝える」
え、当たり前のことじゃん!と思った方も多いと思います。でも、この当たり前がとっても大切なんです。
生徒や学生が理解しやすい言葉で話していますか?
授業内容と学習者のレベルはあっていますか?
授業のスピードは適切ですか?
教科書をただ読んでいませんか?
生徒や学生がどんな状態にあるか考えていますか?(疲れている・飽きている・興味を持っている・もっと学びたい...etc.)
質問された時、良く理解していないことをその場しのぎで適当に答えていませんか?
生徒や学生がなぜつまずいているのか理解しようとしていますか?
よくないことはちゃんと注意していますか?
こちらの「正しい」を押し付けていませんか?
授業中、声をかける生徒・学生が偏っていませんか?...etc.
しっかり学習者の立場に立って物事を考えていれば、これらを常に意識しているはずです。
こんなふうに学習者に寄り添い(甘やかすこととは違います!)、正しい知識を伝え続ければ、自然と「信用」されていきます。
生徒や学生から教員として「信用」されれば、無理に好かれる必要はありません。
だって、あなたも信用している人のことは嫌いにならないですよね。
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