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【第1回:授業に入る前に】教員だって人間!苦手なものはある。

こんにちは!

今回は教授法や授業準備に入る前の内容です。この記事でお伝えすることは以下のことです。

「本当の自分」にあった授業スタイルを見つける。


まず、授業をする前に「本当の自分」について考えてみて下さい。教員だって人間です。得意なこと苦手なことがあって当然です。また、性格もみんなバラバラです。

よく授業になると、性格がガラリと変わる先生方がいます。もちろん、スムーズな授業ができていれば全く問題ありません。ただ、授業が上手くできないと悩んでいる方は、授業で自分を変えるのではなく「本当の自分」で授業をしてみてはいかがでしょうか。

では、ここでの「本当の自分」とはなんでしょうか。

私は「本当の自分」=「得意なことをする自分」だと考えています。得意なことは自信を持ってできますよね。ということは、「本当の自分」=「自信を持てる自分」と言い換えてもいいと思います。

では、あなたの得意・苦手なことは何ですか?得意ではなくて好きなことでも大丈夫です。言語授業や言語学習を中心にして、紙に書き出してみて下さい。

例えば・・・

【苦手・嫌なこと】

文法を淡々と教えるのが苦手 /  授業中ずっと話しているのが苦手 / なるべく大勢の人前で話したくない / 学生から反応がないと不安になる / 沈黙が苦手 / ずっと座っているのが嫌い ...etc 

【得意・好きなこと】

発音は得意 / 人と話すことが好き / 生徒が授業の中心になれるような授業が好き(または、その環境を作るのが得意) / 授業にゲームを入れるのが好き / 自分の体験を話すことが好き ...etc

こうすると、ぼんやりと自分が好きな(または得意な)授業の形が見えてくるはずです。

苦手なことを人前でやろうとすると、なんだか上手くいかないですよね(しかも、かなり疲れる・・・)。逆に自信を持ってできることなら、大抵上手く行きます(さらに楽しい)。

それは授業でも全く同じです!

なので、まずは「本当の自分」を整理して、理解してみて下さい。「本当の自分」を理解できれば、自信を持って行える(または楽しめる)授業スタイルを把握できます。

自分の中で、自信をもてる授業スタイルがある程度確立できれば、今後の授業の指針にもなります。

普段物静かな方が授業でテンションを上げるのは大変ですよね。逆に、普段はフランクでユーモラスな方がいきなり硬い授業をするのも大変なのです。

教員がテンションを上げなくても上手く誘導できれば、学習者は自ら学習言語を使って話し出します。また、教員が硬く真面目な雰囲気でも、やり方を工夫すれば学習者は「楽しい」と感じます。逆に、教員がなんとなくヘラヘラ(ちょっと悪い表現ですが・・・)していても、授業内容を充実できれば「ふざけた授業」とはなりません。

「良い授業」言い換えれば「教員と学習者にとって環境の良い授業」をする第一歩として、「本当の自分」をまずは認めてあげてはいかがでしょうか!












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