![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80941828/rectangle_large_type_2_24ca96b9732790dac26fa87a3c31e4d3.png?width=1200)
アラ還おばちゃんコロナ禍のジョージアを行く④隔離のラストサムライと呼ばれて
自己紹介
※1話~3話をお読みいただいている方はここを飛ばしてください
「ジョージア美食研究家あき」こと小手森亜紀です。
東京都文京区で日本唯一のジョージア料理専門の料理教室を主宰しています。(2022年4月から拠点を札幌に移しています)
シルクロードで餃子が食べたくて会社を辞めたお話しはこちら。
ジョージア料理と私の出会いはこちら。
コロナ禍の2021年。私はジョージアに2度、計4か月滞在しジョージア各地を旅してきました。
コロナ禍でもできる。アラ還でもできる。ひとり旅の経験なくてもできる。
そんなおばちゃんの冒険ストーリーです。
第1話~第3話はこちら
隔離スタート
空港で車に乗ってからものの10分程度でホテルに到着した。
ハイウェイを降りたらすぐに目的のホテルで、そこはトビリシの市街地よりずっと手前だった。
隔離されて過ごすんだから、街の中だろうが郊外だろうと関係ないはずだけど隔離中のQOLには影響があった。
日本を発つ前には「差し入れしますねー」と言ってくれてたジョージア在住の人たちに気軽に食料の差し入れなんてお願いできない場所にホテルは位置していた。
ジョージアに住んでいる私の知り合いで自家用車を持っている人はほとんどいなかったし、かといって緊急事態でもないのにタクシーを使って何か届けてもらうわけにもいかない。
仮に不足があっても人に頼る前にまずは自分でできることをやらなくては。
幸いジョージアはデリバリーが盛んな国だ。
日本でおなじみのWoltもあるし、Bolt、Glovoと複数のデリバリーの会社がある。
Boltは日本でダウンロード済でクレジットカードも登録済だった。
いざ注文しようとしたらなぜかそのカードがはねられる。
そのカードはイスタンブールで問題なく使えていたのだから理由はわからなかった。※今回私はVISAとMasterの2種類を持参。滞在中にちょいちょいどちらかのカードが使えないことがあったので、カードは複数あったほうが無難。
もう1種類のカードを登録しなおしたら、今度はなぜか注文ができない。
トビリシに住んでいる人に聞くと自分も注文できないので、多分単純に混んでるだけなんじゃないかと言う。
それじゃWoltかGlovoをダウンロードすればいんだけど、まだSIMカードを入れ替えていなかったので自分の電話番号が無い。新しいアプリを認証してもらうのに、ジョージアの電話番号が必要なのに…。
だったら早くSIMカードを交換すればいいんだけど、ここが私の甘かった点で、SIMカードを買う時に窓口で入れ替えてもらえると勝手に思い込んでいて(脳がまだ日本仕様)SIMカードのトレイを出すための道具を持ってきていなかったのよ。
現実には裸のSIMカードをホイッと渡されただけ(薄いセロファンの袋には入ってましたよ)。電話番号は窓口の人が手書きで紙のきれっぱしに書いてくれただけ。
ああ、なぜ荷物にクリップぐらい入れてなかったんだろう。
「あきさーん、ピアスでスマホのトレイ開けられますよー」と
教えてくれた人はいたけど、私が日本から着けてきたピアスは耳の穴にフックで引っかえるタイプだけだったのよ。とほほ。
私をこの窮状から救ってくれたのは、ジョージア在住日本人ガイドのゾノさんだった。
「僕はデリバリーは使わないので、僕の電話番号で認証コード受取ましょう」と言ってくれた。
おかげ様で無事私の隔離ホテルでのデリバリー生活はスタートしたのです。
教訓
①SIMカードを入れ替えるための道具ぐらい自分で持ってろ
②クレカは複数の会社のを持ってくるべし
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?