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沖縄野菜クラブ 3 敷き藁

沖縄野菜クラブ、第4回目の作業は、敷き藁(しきわら)である。

文字通り、畑に藁を敷く。

なぜ敷くのか。

ズバリ、畑に有機物を供給し、作物の育ちを良くするためである。

サラニ、その他にも様々なメリットがある。

乾燥の防止。病気の予防。つるの固定。などなど。

あたりの鳥が絶滅してしまうのではと思うくらい、一石で何鳥もとれてしまう最終兵器。

それが敷き藁だ。

今回は藁に加えて、たまたま処分する予定だった落ち葉も大量に持ち込まれ、一緒に畑に敷いた。

作物の周りはもちろん、畝と畝の間にも敷き詰めた。

こうする理由は、次回作物を育てるときに、今ある畝の間に苗を植えるからだ。

未来の作物のための栄養を今のうちから準備しておくのだ。

私の普段の生活ではゴミとしてしか認識していない枯れ草や落ち葉が、こんなにも野菜の成長を助ける便利アイテムになるとは。

自分の視野の狭さを思い知らされる。

世界は循環している。

私達が循環などという概念を作り出す遥か遥か以前から。

そんな宇宙の在り方の片鱗を、敷き藁に見た。

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Takumiのessay
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