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根暗課長(人生変えたきゃ若手不人気ランキング上位の仕事を狙え)

こんにちは。
メルカリで中古のモニターアームを購入したところ、モニターを固定するボルト4本はてめぇで用意しろと記載してあったことに気付かず、アームだけがびよーんと目の前に突き出ている今日この頃です。

M4 x 12 のボルト4本必要だそうで、ケーズ電気へ買いに行ったら売ってませんでした。
絶望です。

さて、今日は若手がやりたくない仕事について書きたいと思います。

社会人になると分かることですが、仕事ってたくさんあって「これって業務なの?」と思うことが多々あるんですよ。実はそれが重要な仕事だったりするんですけどね。
若手あるあるでそのギャップに気付かないと社会人生活が非常にもったいないことになります。

「これやると何が得られるの? 何か身に付くの?」と思っているうちは、何も考えずに上から言われたことをがむしゃらにやるべきです。あとできっと良いことがありますよ。

「こんなのただの雑用だろ」と思っているうちはまだぺーぺーの証拠です。デキる社会人はそのメリットにいち早く気付き、どんどん点数を取っていくわけです。

ということでよく言われる見えない重要な仕事を3つほど紹介しましょう。

1.議事録

会議のときに「誰か議事録取ってー」と言うとなぜかみんな下を向いて黙り込んでしまいます。一切目を合わせてくれません。

「ただでさえ自分の仕事があるのに議事録までやってられるかー。しかも今日中に提出だし冗談じゃない!」

みんな考えることは一緒だと思います。誰も率先してやりたがりません。議事録取りは概ね若手の仕事ということで、私も20代のころはよくやらされました。本当に嫌で嫌で「なんで俺なんだよー」と愚痴ばかり言っていましたね。

あとになって気付くのですが、重要な仕事になればなるほど文章を書く機会が多くなり、お客様向けの外部に出す資料作成が増えます。資料の文章は簡潔で分かりやすくなければお客様に読んでもらえません。

提案資料も最初の1〜2枚にうまく概要が書かれていないと読んでもらえず即却下になったりします。お客様は赤ペン先生ではないので資料の何が悪かったのか気付かないこともあります。

プレゼン資料も同様で簡潔にコンセプトが書かれていないと、うまく相手に伝わらずコンペで負けてしまいます。

これらの文章を書く経験やテクニックは、若手の頃に積まないとあとで苦労します。

私の若い頃の話ですが、飲み屋で先輩に議事録のことを愚痴ったら「議事録がうまいやつは出世するぞ」と言われて、それから先輩にどうやったら議事録がうまく書けるか相談するようになり文章を書く訓練を行うようになりました。

先輩は過去の綺麗に書かれている議事録を私に見せてくれました。
非常に読みやすく簡潔にまとめられていて、言い回しが秀逸だったのを今でも覚えています。

それからは会議で率先して議事録を書くようになりました。最初はレコーダーを使っていましたが、そのうちに頭の中で文章をまとめながら書けるようになりました。

議事録は会議での重要な証拠となります。言った言わないの水掛け論防止のために重要な存在です。だからこそ率先してやれば上司へのアピールになるし何よりも文章力が上がります。まさに一石二鳥。

議事録取りはハズレ仕事ではなく当たりなのです。

2.レポート

セミナー・ウェビナー受講、展示会見学のあとに上司から求められるやつです。
いやぁ、露骨に嫌がる若手が多いこと。学生の延長線上でないことに早く気付いてほしいです。レポート提出は仕事なのです。

無償有償関わらずセミナー受講は業務ですのでお金(給料)が貰えます。お金貰う以上、手ぶらじゃ帰れません。有益な情報を会社に持ち返らなければいけないのです。
だからこそ仕事なわけです。

「セミナー行ってきました。お疲れ様でした」で終わりではないんです。
そこで得た有益な情報を言語化して、紙に落として、上長もしくは会社に提出するわけです。
チームのみんなに情報共有するのです。

上司はその情報を得て、戦略を練るわけです。
さらに部下へのフィードバックを行います。

新人あるあるなのですが「レポートはフリーフォーマットで良いですよ」と指示すると混乱する子がいます。これはもろにテンプレート依存が出ちゃってますね。

文章を書くときに決められた型がないと自分で構成を考える必要があり、この考えることが苦手だというZ世代が私の周囲にけっこう居ます。

そういうときは「先輩のレポートを見てごらん」と優しく伝えます。
するとまるっきり同じ型のレポートが上がってくるわけですね。笑
まぁこれは仕方がありません。フォーマットがどうであれ、要は有益な情報が記載されていれば良いので大目に見ています。

さらに言うと、新人はやたら感想を書く傾向があります。これが非常にあるあるでして、上司は感想が欲しいわけではなく事実が欲しいわけで、こうならないよう事前に欲しい情報を指定します。

ライバル社の新機能の内容とか、新しいデザインがどうとか、定量的な情報を書いてほしいと指示を出すわけです。

「楽しかったです」「凄かったです」といった感想を、上司はそれほど必要としていないことにいち早く気付いて、定量的な情報を詰め込んだレポートを出す新人は必ず伸びますね。

当たり前ですけど、
レポートは読む人の立場になって書かないと大失敗しますよ。

3-1.幹事(飲み会)

出ました、みんな大嫌いな飲み会幹事です。
なぜ嫌いなのか?
まぁね、分かりますよ。社員がわがまま言いますからね。やれ中華が良い、イタリアンが良い、近い所が良い、ビール嫌い、ワインが飲みたい・・etc
こんなのに付き合っていたらそりゃ疲れますよ。

それでもってやっと飲み会終わったと思ったら今度は「うまかった」「まずかった」など評価、感想を散々言われるわけで、「こんなんやってられるかー」となるわけです。

でもね、幹事をやると段取り力が爆上がりしますよ。この能力はお客様とのコミュニケーションにおいて絶対に必要なものです。

さらに人脈が作りやすくなります。幹事は出欠取りがありますから普段話さない人と強制的に会話のきっかけが生まれます。

このふたつは社会人生活、いわば人生において間違いなくプラスであり、どこでも役に立ちます。

幹事をやりたがらない、幹事は大変だと思う人たちには共通点があって、みんなの意見を聞こうとする人(聞かないとダメなんじゃないかと思う人)がその殆どです。幹事作業で完璧なものを求めてしまうと確実に疲弊し、自滅します。

参加者全員の意見を受け入れるなんてまず不可能。3~4人ならまだしも10人を超える飲み会でいちいちみんなの意見を聞いていたら自滅するだけです。

幹事の基本はキーマンに合わせること。日時も場所も会費もキーマンに合わせれば良いのです。

会社の飲み会であれば会社幹部の人に合わせれば良いのです。まずは幹部と日程調整をして、店もいくつか調べて幹部とネゴる。そうすれば金額もだいたい決まります。

もっとも会社の飲み会であれば経費だと思うので腕の見せ所は二次会です。一次会の周辺で参加人数を予想して店をおさえておく。さらにお金関係です。幹部が来るのであれば事前に支払いのことを相談しておくわけです。
二次会に幹部が来なければ年上組が支払いを持つか割り勘にするのか、そこまで予想して準備しておくわけです。

パブリックな飲み会でなく、チームでこぢんまり行うときはチームで一番偉い人に合わせる。それで解決です。
おそらく自腹になるでしょうから全員参加は難しいかもしれません。単純に予定がある人もいるでしょう。欠席の人に気を遣う必要はありません。

そんなことをいちいち気にしていたら社会人生活やっていけませんよ。
ですので、誘い方をちょっと工夫すると楽になります。
私はいつも「欠席者のみ返信ください」と連絡していました。
こうすると基本出席というステータスになるので、来ない人だけチェックすれば良いわけです。

3-2.幹事(社員旅行)

それと幹事作業は飲み会だけではありません。まさに最高難度、年に1回あるかないかの大仕事、社員旅行幹事があります。(今はレアですけどね)

これは大変です。半年前から準備します。
場所(国内/海外)、旅行会社の選定、幹部との予算交渉、相見積もり、出欠、旅行プラン、旅のしおり、部屋割り、宴会、余興・・・、
いやぁ、もうきりがないです。

ひとりではできないのでチームを組みます。主に新人がやらされます。新人が嫌な仕事No1じゃないですかね。

※旅行幹事が嫌で嫌で嘘をついて逃げる新人もいます。絶対にそんなことやめた方が良いです。あとで同期に恨まれますよ。

新人にとって旅行幹事は嫌かもしれないけど、その分かなりのメリットが見込めます。
陰キャの人ほどやってほしいですね。人生変わりますよ。

まず会社で周りからの見られ方が変わります。一気に話しかけられるようになります。先輩に仕事の相談がしやすくなります。先輩がちょくちょく助けてくれます。おまけに段取り力アップ、人脈増強。会社が楽しくなります。

どうですか、こんなに良いことがあるんですよ。それくらい旅行幹事というのは破壊力があるんです。

私も転職したての頃、会社の人たちに慣れるために旅行幹事を率先してやりました。
結果、人生が変わりました。それくらい破壊力があります。
なので若い人たちにはぜひやってほしいですね。
先輩たちからの好印象間違いなしです。


というわけで3つ書いてきましたが、どれも若手に依頼すると露骨に嫌がられる仕事ばかりです。
だからこそ、笑顔で「私やります」と言ってくれたらどんなに嬉しいことか。上司だって人間です。部下のそういうところを常に見ており、その積み重ねが信用に繋がるわけです。

いかがですか、みんなが嫌がる仕事を率先してやってみませんか。
人生変わるかもしれませんよ。

ではまた。


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