夢の中で生きているか?-中間報告を終えて-
任期の半分が終え、やっと1年経ったのかと思ったり、あっという間の1年だったと思ったり不思議な感覚が続いている。
1年期前の先輩方を空港で見送る日が、ちょうど1年前ルワンダに到着した日で少しエモさを覚えたことを考えるとあっという間感の方が強いのかなと思います(笑)
今回は、中間報告などがあったからこそ改めて感じたことについて書いていきます。
中間報告を経て、1番感じたことは「みんなそれぞれの1年を過ごし、ここで生きているんだ」ということ。
私の同期は、私含めて5人でみんな任地も職種もバラバラである。そのためか?5人で集まる機会があったとしても活動・悩みの話はほとんど出てこず、他愛のない話ばかりでしている。
いざ中間報告という嫌でも活動の話をしないといけない場を設けられたら、、、今まで知らない同期の活動話がどんどん出てくる。それに面白いし、なんかすごい。一年の結果がどうで、それがこうだからこうして解決できると思うだの、これがダメだったから次はこっちで行こうと思うだの、具体的かつ解決的で残り1年の活動像が描けているように感じた。
それに比べて自分はどうか。
比べてどうとかという話ではないが確かに具体性には欠けていたなという反省。でも、言いたいことを言えた場にはなったし、逆に印象には残りやすかったのではないかと思う。
限られた時間の中で、具体的で伝わりやすく取捨選択できる能力をもっと上げていかなければならない。
ただ、任地も職種もバラバラだけどみんなに共通していたことは、異国の地で悩みながらも現地の人と関わり、ここまできた。ということだ。
そう考えると、やっぱりみんな一緒なんだな。と改めて思えるし、頑張ろうと思える。
苦しみの中にいるときは、悲劇のヒロインを演じたくなるが、みんな言わないだけで蓋を開けると全員が悲劇のヒロインになれる状況なのである。
国、隊次が違えどこれは共通なのではないか。
この機会を得て改めて思ったことがある。
それは「今、夢の中で生きているか?」ということである。
自分でなりたいと志願し、協力隊になった。自分に至っては夢であり、目標であった。
その時に描いていた理想の協力隊像、想像していた遠く離れた地で活動する自分になれているだろうか?
他の人の活動を見ると「すごいな〜」「協力隊してるな〜」と感想を持つことが多々ある。これこそ描いていた像だなと思うこともある。
自分はどうであろうか?
自分が思い描いていたものとはかけ離れているものがいくつもあるが、それが現実である。
もちろん他の人に評価してもらいたいなど思っていないが、昔の自分に胸を張れるくらいは活動をしていきたい。
でも、中間報告で感じた「みんなそれぞれの1年を過ごし、ここで生きているんだ」ということを切り取ると、私は今、たしかに夢の中で生きていると言ってもいいのではないかと感じた。
目に見える成果が上げにくかったり、すぐに成果を求められたりとみんなに胸を張れるほどのことはできていないが、現地の人と関わりながら1年間ここで生きてきたということに関しては胸を張れる。それだけでも夢の中で生きていると言っていいことにしよう。
あと1年、未来の自分にも、関わってくれる人など全員に胸を張って成長したと言えるように具体性を持って活動していきます。
それでは!