話を聞くと具合が悪くなる〜フリーズ現象〜
「あの人の話を聞くと具合が悪くなっちゃうのはなぜ?」
心の探索。
今年もあとわずかとなりましたね。ご家族やご親族と過ごされたり、逆に繁忙期で格闘しておられるところでしょうか。
色々な人と関わるこの時期に、このお話をお贈りしたいと思います。
これまで、特定の相手の話や特定の内容の話を聞く時に、繰り返し具合が悪くなった経験はなかったでしょうか。
話の内容としては、重いものであることが多そうです。愚痴を聞いたり、不安な気持ちや、落胆していることなど、ネガティブな方向の話などです。それがたまにではなく、日常的にあるという状況になっていたりします。
そのような話を聞くたびに、以下のような経過を経験する場合があります。
負荷がかかる話を聞く→
体が硬直し、気が遠のき鈍くなるような感覚→
必死に話を聞こうとする→
何とか聞き終えて帰るとぐったり→
ひどい場合には具合が悪くなり寝込む→
翌日以降もダメになる。
以上は私の経験した具体例でした。
体が硬直し始めると、ちょっとおかしくなるような、麻痺するような感覚になっていました。これが表題の通り「フリーズ現象」そのものです。しかしずっと早くからそうだったので、気づくのに時間がかかりました。
それでは、このフリーズ現象の原因とは何なのでしょうか。
ざっくりですがポイントとなることを参考に列挙してみますね。
フリーズ現象の要因の例
◉親子関係の中で同じ構図を経験し、飲み込むように刷り込まれている
・断れない(断っても押し通される)
・自己主張できてない(今日は聞けない、良い話がしたいと言うなど)
◉体力がない
・その他疾患等
注目は「親子関係の構図」と、「体力」です。
体力については一つ前の記事でお話してみてますのでご参照ください。
断れない、自己主張できてないは内容そのままですが、これらの項目も含めて「親子関係の構図」の影響が続いているのは大きな要因となります。
もし自分の今の心身の状態に余力がありましたら。
今一度正直に自分の親との関係を振り返ってみてください。
ちなみに私が振り返った光景はこのようなものです。
あの時のフリーズしてでも話を聞こうとする感覚は、
子どもの時に、子どもには受け止めきれないような内容の親の話を
親のことを愛しているから必死に聞こうと
自分の大変さを麻痺させてでもなんとか聞いた
愛と恐怖と限界突破が入り混じった対処法の成れの果て
みたいなものという結論に至りました。
私は小さい頃からある意味大人扱いになっていました。
親の愚痴や不安を引き受けて、
親の気分を良くしなきゃとか、バランスをとらなきゃとか、
カウンセラーのような、お笑い芸人のような、
親の親のような役割を複数やってきたことに気づきました。
そして小さい頃から親のネガティヴな話を繰り返し飲み込んできたため、それが「普通」「そうするべき」と見事に刷り込まれてしまったのです。
親には感謝していて敬意を抱く点は他にはっきりあります。
しかし、事実未熟な人たちでもあったのです。
だからといって、この記事は親への批判を目的としていません。それでは終わりません。
そのような自分ではコントロールできない状況で育った人には、ゆえに知らずに身についていることがあったりします。
◉ずば抜けた洞察力と理解力
相手のことー状況や望みや考え方の全体をほぼ理解でき、しかもすぐわかる。
言わなくても分かってしまうくらい、もはやエスパー、すでにレベルMAX。
理解力が高く、自分の人生以上の情報と経験が共有されてきたので、世代を超えて有意義で深い話ができる。良い交友関係をいずれ持てる。
◉すでにレベルMAXの洞察力や理解力を使って、
「こうなってよかった」に変換していける
具合が悪くなったことが考える良いきっかけとなる。
磨き上げられた洞察力や理解力を即時使えるので、自分のことや人間関係の全体を客観的に見て分析することが可能な人となっている。
なので、親や環境を恨んでくすぶり続けるというよりは、
思いを整理する一定期間を経て、
自分の糧、スキル、経験、他者にないものをもっているユエン
という感じで輝くための踏み台、材料になっちゃうんだよ〜というのが
個人としても体感そのものになっております。
何かが無かったということは、同時に何かを得ていると言うことでもあるのです。
見えるものはわかりやすいですが、見えないものがより貴重で価値あるものです。
自分の持つ貴重な見えないものを、見逃さないで活用していきたいですね。
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