熱量を傾けた何かを語り合う場
普段は、鳥取県で地域に人材育成の場づくりをしているゲンヨウです。主に若者なので、大学生とかと一緒に企画をやることが多いです。
1.語るって大事
インターン生と夜に飲み会をする中で、恋愛について盛り上がった。40歳の私はうんうんいいながら、聞くしかできないけど、甘酸っぱい感じを共感できるのは面白いなと思いました。
恋愛がわかりやすい事象だけど、理屈関係なく、熱量を傾けた何か。
それを語ったり共有できるコミュニティがあったり、場があると人は安心できるのかもしれないですね。そして、それを10代後半とか20代序盤に共有する仲間がいることが大事なのかなと思いました。
2.自分自身の大学時代
自分自身どうだったんだろう。高校まではそこまで議論みたいな話はできてなかったかもしれないです。恋愛はあったかなぁ。高校の下にある公園で話していたことはあります。うん、青春(笑)。
大学に入って、砂漠緑化に興味があった入学したので、それについて学べるサークルに入った。当時はアリドドームという乾燥地を再現できるドームを見に行けるのが、そのサークルしかなかったので、最初は結構人が多かったと思います。
環境に関する勉強会と聞くと真面目ですが、野草を調理して食べたり、海に行ってカキを取って食べたり、畑をやったりとなかなか行動的なサークルだでした。
そこでは、環境問題について多面的に捉えて話す機会が必然的に増えました。毎週1回の勉強会もそうですが、金曜の夜に「金曜セミナー」と称して先輩が新聞記事などをベースに議論するみたいなことをやってました。あれは大きかったと思います。大学四年生と話ができる機会が今、振り返るとすごく貴重でした。大人に対しても特に臆せず話せるようになったのは、そこの議論を経てからかもしれません。
そういう意味では、大学時代のサークルの仲間は、”環境”というテーマで集まって議論できる良いコミュニティだったのかもしれません。ほどよく遊びがあったので、ソフトボールチームを作って学内大会に出たり、みんなでお菓子を作って学祭に出店したりしてました。
3.学生人材バンクに受け継がれるもの
今の学生人材バンクの雰囲気はそこから来ているかもしれないですね。そんな気がします。バンクの学生たちも”農業”などのキーワードを元にいろいろ語っているようです。鳥取大農学部は1年終了時に、専門選択の機会が与えられます。受験時にイメージしていたコースに進む人、経験と議論の末に変更する人、何度か考えが変わって当初に戻ってくる人、いろいろいるけど、ちゃんと悩むってのは大事だなと思うわけです。
4.鳥取で大人になって語る場
鳥取の友人が、なかなか議論できる相手がいないという話をしていました。僕はおかげさまで、自分の仕事の周りの人とか、学生たちとか、地域を超えた相手とかと議論ができています。場をつくる人なので、自分でその場を享受しているとも言えます。そして、そこから何かが生まれているので、議論が途切れないんだろうなとも思っています。
最近は、こどもを軸にした居住エリアでの議論相手も生まれてきていて、そこはそこで面白いです。こちらも行動があるので、次の段階を考えながら動けます。
大人になってくると、議論+行動→次の議論みたいな展開になるのですね。やることが増えたり、見えたり、助けてもらったりなど、具体的にどう動けばよいかが見えてくるというのもあるかと思います。もちろん、ただ語りたいって需要もあるとは思うので、その辺はわけて考えても良いかもしれないです。「鳥の話しba」という企画が一時期すごく人を集めていてすごいなと思いだしました。
5.まとめ
学生のうちは、ちょっとはまったことで、自分の経験や思いを共有できる場がいろいろあって、気軽に飛び込める場所があると良いんだと思います。そこで、語り合ったりして、仲間を作ったり、失敗したり、議論の練習ができます。
そういう場に、自社の企画がよりなっていけるようにしていきたいたいですし、他の人たちが仕掛けやすいように、場づくりについて少しずつまとめていく必要も感じました。
大人になると、それと行動が結びついたりとかして、仕事だったり地域活動だったりと波及するのかなと。議論+行動の波が大きくなっていって面白くなる部分もあるなと思います。
たまに、語るベースで次の動きとかに縛られないものも、あっても良いかなと思いました。
今日のおまけ文章は、せっかくなので簡単な”語るための場づくり”のコツを3点書きます。
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