中川玄洋@NPO法人bankup

鳥取県でNPO法人bankup(学生人材バンク)を経営しています。 「おもしろがろう鳥…

中川玄洋@NPO法人bankup

鳥取県でNPO法人bankup(学生人材バンク)を経営しています。 「おもしろがろう鳥取」 鳥取を面白いことを仕掛けやすい街にするため若者、人材の視点で大学生と地域の接点づくり、若者のシゴト創りを伴走型で支援しています。

マガジン

  • コーディネーターのチカラ

    人と人をつないで15年 地域×大学生プロジェクトの組み方 ボランティアの組み立て方 フォローの仕方など 新しい企画を、現地の人と若者が作っていくサポート方法をまとめていきます。

  • 大学生×地域のノウハウ

    大学生×地域の事業を10年以上続けています。 新しく起こしたり、地域で続けたりするコツについてまとめています。

  • とっとりコミュニティ財団スタートアップ事業の軌跡

    • 13本

    bankupでは、2024年度から3年間かけて、鳥取県域のコミュニティ財団の設立と助成事業実施に取り組んでまいります。

  • とっとりコミュニティ財団

    若者のチャレンジを応援する新しい仕組みをつくろうと思っています。 鳥取県を中心とした動きです。 地域ではコミュニティ財団と呼んだりします。 そんな動きについていろいろ書いていくマガジンになります。

  • 子育てのつぶやき

    子育てネタを書いていきます。 (1)子供たちと接して感じたこと、思ったこと (2)保育園や小学校の役員運営のこと (3)教育ハックとか、面白い方法について だいたい、この辺について書いていこうと思います。

最近の記事

簡単に使えるワークショップのちょい技

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。鳥取大学でワークショップに関する授業をNPOの紹介なども含めてやってきました。その時に質問でもいろいろ出ていたので、普段でも使える、ちょっとした技をここに載せておきます。ちょい技なので、ちゃんとしたワークショップやってる人からすると、もの足りないものかもしれないので、ご理解ください。 1.意見をいいやすい雰囲気をつくる技術ワークショップみたいに、かっちりした場に出ることは少ないと思います。一方で普段でも、誰かと意見を出し合ったりする機

    • 何からやろう?へのヒント

      鳥取県で”若者×地域”のプロジェクトを伴走支援しているゲンヨウです。昨日は、FLATという鳥取県が民間を企画している起業・創業コミュニティのイベントに参加してきました。 たまたま、不真面目商店に関わる大学生も参加していて、会場に来ていた高校生とつないでくれました。こういうイベントに高校生の参加もあって、いいなと思ったんです。 1.地域への関わりのステップ何からやったら良いんですか?って”大学生×地域”の場面でもよく聞かれます。今回も高校生から聞かれたんですね。結論は何から

      • ご縁とは不思議なもので

        鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。普段は地域×若者の事業をやっています。大学院生で起業して23年、あっという間に経過しました。鳥取で20年もやっていると、かなり昔にお会いした方に、まったく別の取り組みでお会いすることもあります。 最近もそういうことがありました。地域イベントをサポートさせてもらった方に別事業に15年ぶりくらいにお会いしました。 僕の見た目と名前(婿入りのため)が変わっていたので、最初は誰かなと思ったそうですが、「田中げんようです」と旧姓で話したら、「

        • 災害時の寄付先について

          鳥取市でNPOを経営するげんようです。能登が雨がすごい事になっています。今日は災害時の寄付先について 1.義援金と支援金よく思いつくのが義援金です。義援金は被災者に直接届くお金です。赤十字とか自治体などが寄付を集め、被災者に配ります。ふるさと納税制度を活用したものもあります。 配るためにはルールを決めたり時間がかかります。一定期間集まってから、何回かに分けて届ける時もあります。 支援金は被災者を助ける人達への寄付です。ボランティアとして現地に入っているチームだったり、現

        簡単に使えるワークショップのちょい技

        マガジン

        • 大学生×地域のノウハウ
          25本
        • コーディネーターのチカラ
          177本
        • とっとりコミュニティ財団スタートアップ事業の軌跡
          13本
        • とっとりコミュニティ財団
          13本
        • 子育てのつぶやき
          59本
        • 集落の経営ノート
          34本

        記事

          境港にてコミュニティ財団のお話を

          鳥取市でNPO法人bankupを経営しているゲンヨウです。木曜日の夜に、境港市の勉強会に呼んでいただき、コミュニティ財団とbankupのお話をさせてもらいました。 1.はまのめゼミナール境港市の市役所職員の方が主催で行っている勉強会。毎月1回、18:00~19:00できちっと終わるすでに60回以上やっているとのこと。今回はコミュニティ財団のお話のゲストとして呼んでいただきました。 基本は、市の職員さんを中心とした自主勉強会なので役所の人が多いかと思ったら、SNSでシェアし

          境港にてコミュニティ財団のお話を

          初めての企画は当事者目線で

          鳥取でNPOを経営しているげんようです。若者支援の枠組みをコミュニティ財団を通して作ろうとしています。今日はプレイヤーとして始める時のことについて。 1.大学生が地域で企画をやるとなった話まちなかの仕事で、ある会議にお誘いを受けました。会議では大学生も参加者にいて、大学の授業の一環で自分たちで企画を通して町の課題解決の一歩に挑もうとしていました。それ自体は良いことだなと思って聞いてました。 そこでは親子向けのイベント、少子高齢化に対応した企画などが提案されていました。なん

          初めての企画は当事者目線で

          若者支援の経験の棚卸

          鳥取でNPO法人bankupをやっている、中川げんようです。コミュニティ財団への道、じわじわ進んでいるのですが、記事が1か月半ぶりくらいで申し訳ないです。もう少し定期で書けるように時間を確保します。 舞台裏は、いろいろヒアリングさせてもらったりあった方にお話しさせてもらったりしています。 1.若者支援の流れは何度か経験しててめちゃめちゃ個人的な視点ですが、20年も大学生×地域をやっているので、若者支援というか施策に若者目線や若者の社会参画のブームは定期的にやってきている感じ

          若者支援の経験の棚卸

          人とコトをつないで仕事を創る

          鳥取県鳥取市でNPOを経営する玄洋です。土日は湘南でメンター役でした。メンターとは指導者・助言者という言葉だそうで、各地のコーディネーターの先輩役として、話を聞いたり、自分の経験を話したりする役割です。 1.ローカルベンチャーラボとはローカルベンチャーラボというNPO法人ETIC.が行っている地域で新しい事業にチャレンジする人たちに半年間伴走するプログラムです。 僕は昨年度からラボでゼミをもって全国で挑戦する後輩たちにお話をさせていただく立場になりました。壁打ちやくという

          人とコトをつないで仕事を創る

          自治体と民間の協働

          鳥取県でNPO法人bankupを経営している中川玄洋です。といいつつ和歌山・大阪に出張できています。防災系のプロジェクトの伴走支援者としても動いているのですが、そちらの仕事です。今回は、地域のプロジェクトの初動についての壁打ちと現地訪問です。 1.自治体と民間が一緒にやる→協働協働という言葉を聞く場面はNPO界隈では増えてきたと思います。シンプルに表現すれば”一緒にやる”ということなのですが、これがなかなか難しい。 自治体が担ってきたことを民間がやる場合も、協働と言われるこ

          自治体と民間の協働

          交通手段の確保と運転

          鳥取県でNPO法人bankupを経営しているゲンヨウです。天気が良い日はドライブとか良いですね。鳥取は春が天気がよく過ごしやすいのでドライブにはお勧めです。僕らは農業系ボランティアをずっと送ってきています。特に農繁期に依頼が多くなるので、春は出動回数が増えます。今日は、そんな運転に関することを書きます。 1.地方では車がないといけない現場が多い僕は静岡県沼津市から大学進学で鳥取県鳥取市に生活拠点を移し、そのまま起業しています。結婚を機に、鳥取市でも中心地まで車で20分くらい

          交通手段の確保と運転

          チャレンジのハードルをさげる工夫

          鳥取でNPO法人bankupを経営しているゲンヨウです。ゲームは説明書を読まずに始めるタイプでした。説明書を読む人、とりあえず動かす人、いろいろいますね。今日はそんなチャレンジの初期のハードルをさげる工夫について少し書きます。 1.チャレンジには個人差がある10代後半になると、その人の経験値などに差があるのでチャレンジ一つとってもかなり個人差が出てきます。隣の人に話しかけるというのがチャレンジという人もいれば、大勢の前で話すのがチャレンジなる人もいます。 人は自分の経験値

          チャレンジのハードルをさげる工夫

          チームで動くときに主体性を維持する大切さ

          鳥取でNPO法人bankupをやっている中川げんようです。今日は記事の時間が遅くなりました。毎日書いている人、すごいですね。日々、若者のチャレンジの目線で気づいた事をつらつらと書いていきます。 今日は、チームでプロジェクトを動かしていく上で、参加メンバーの主体性を維持することについて書いていきたいです。 1.大学生・高校生のプロジェクトはバトンリレー大学生・高校生の地域プロジェクトが継続していくときに、同じ学生が関わるとしても、卒業という限界値があるので大学生でも最長4年

          チームで動くときに主体性を維持する大切さ

          教育は主目的ではないが成長する機会とは

          鳥取でNPO法人bankupを経営している中川げんようです。主に若者の社会参画の場づくりを中心に事業を行なっています。前回の記事ではチャレンジを投資として見て欲しいという話をしたのですが、教育的効果について少し言語化に挑んでみたいと思います。 1.チャレンジを通して成長していく若者たち先日、農業系の学生プロジェクトがお世話になっている人と、プロジェクトについて振り返る機会がありました。大学の研究の一環で調査協力についていったときの話です。 農業系のプロジェクトは”米作りを

          教育は主目的ではないが成長する機会とは

          若者のチャレンジを投資と考える

          鳥取でNPO法人bankupをやっている中川げんようです。今回考えている財団の軸は”若者のチャレンジ”にしています。僕も22歳(大学院1年)で活動を始めて、20数年。若者とは言えない年齢になったのですが、歩いてきた道や自分の周りを起こった事実から”若者のチャレンジ”は大切だと実感しています。今日は、そんな若者のチャレンジを、社会への投資として考えてみることについて書いてみます。 1.自分の通ってきた道を若者のチャレンジと捉えた場合を振り返ってみる。僕が今日まで続けられている

          若者のチャレンジを投資と考える

          地方において担い手が限られる背景

          鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。今年度は、地域に新しいお金のめぐる仕組み(コミュニティ財団)をつくるために動いています。その中でNPOを20年、地域でプレイヤーをやっている立場から気づいた事も書いていきます。 1.人口減少社会に突入なわけで僕が鳥取県に来た時は人口60万人の鳥取県という感じで覚えていました(平成10年の人口は614,418人)。現在(令和6年)は532,494人です。約13%の人口が減っています。日本で一番人口の少ない県なのは、ずっと続いていますが、

          地方において担い手が限られる背景

          地域課題の理解を深める

          鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。前回の記事でコミュニティ財団についてやっていくぞという事だったので、今年は、その動きについても記事にしていこうと思います。 1.地域へのヒアリングをしています今回のコミュニティ財団設立に向けての動きは、休眠預金事業という助成金を活用しています。そこの事業に機会をいただいて、まずは地域の現状を把握する時間にさせてもらっています。 そんな中で、地域のいろんな方にお話を聞いてます。もともと本業でいろんなプロジェクトに関わっているので、そこでも

          地域課題の理解を深める