農村×大学生(ローカルプロジェクトスクール)
鳥取県で大学生×地域のプロジェクト支援を行っているゲンヨウです。弊社の取組として”ローカルプロジェクトスクール”という農村地域×大学生の企画を一緒に考えて実装していこうという動きを始めました。オンラインで大学生が10名(うち3名が今回の企画振興も手伝ってくれる学生)でスタートしました。
1.ゼロからの企画・実施をショートカットする
大学生の時間は有限で、地域で何かやりたくても(1)やりたいと思うテーマが見つかる(2)テーマを企画に落としてブラッシュアップする(3)企画が実行できる場所と人を見つける(4)実施する(5)振り返って継続するなら工夫する。という段階を踏まないといけません。
「発想→具体化→仲間集め→現場探し→実施→振り返り」これだけの段取りを縁もゆかりもない大学生(鳥取大学は8割が鳥取県外出身)が切り開いていくのは至難の業です。僕自身も、大学3年の時に地域の大人が繋がっているコミュニティに参加して、そこで発言をしていく中で、大学4年の3月に企画を発表、4月から初めて今の動きの原点を見つけたし、ゆっくり認識してもらいながら進んでいたので、結果としてうまくいきました。
「発想→具体化→仲間集め→現場探し→実施→振り返り」の段取りを学生たちは2年くらいでやらないといけない。それを応援するプログラムが、上記のものです。
2.なぜやるのかを考える機会に
第一回は、鳥取県の担当者の方と地域に入っておられるかたの2名にお話ししていただいて、地域にとって学生が入る事の意味や効果についてお話しいただきました。
今回の企画は原則は「大学生が興味あるもの」というものですが、普段大学生と接していると、地域にとっての意味みたいなものが見えた方が、より取り組みやすいのかなと思ってのことです。
県の方には、世の中の流れ的なこと(施策的なこと)、実例、担当者の方の意見などを。地域の方には、具体的な話、自分たちの地域の企画の特徴などをお話しいただきました。
質疑応答ではより具体的な質問や、逆に学生に聞いてみたいコトなどもやり取りしました。
3.アイデア出しの時間
最後に具体的にやってみたいことを考えるための時間にしました。いきなり議論は難しいので、googleスライドをワークシートにして、具体的に書いてもらいました。自分の好きなこと、興味ある事と、農村の可能性について掛け算して考えるやり方です。
上記の視点をベースにやってみたいことを書いていってみました。
狩猟体験、ジビエ料理を食べる@鳥取市街地、ジビエ料理調理、山菜採取、山菜料理体験、星空見学、夜に森にはいる、昆虫食定期的、空き家の回収、地域の人の記録を取り発信(テキスト、動画)、間伐材で遊具をつくる、学部を超えた取組(工学×農学、農学×地域学)、解体体験、西郷のカフェの一日店長、ふらり集落の旅、留学生と一緒に体験、集落をスケッチする(それを展示する、地図も並べて現物見れたらいいね)、バードウオッチング、ホームステイ、伝統芸能(麒麟獅子とかあるよ)、youtuber、サウナ×ため池、農村×シェフ、おばあちゃんレシピ本。
めっちゃ出ましたね。今後は、これをカタチにしていくために調査をしたり、プレ実施したり、地域を探していったりします。
4.楽しい面白いが可能性を生む
県の方のお話の中には、地域が抱えるしんどい話もありました。でも、今日の終わりの方では、何かやれたら面白そうだなという感じになっていました。
もちろん、具体化を進める中ではきれいごとで終わることは無いので、しんどい話と向き合う必要は出てくると思います。ただ、起点がポジティブな方が継続的にやれると思っているので、面白い・楽しいを大事にしていきます。今日はここまで。
今日のメモは個人的な今日の会議の振り返り。
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