2023年もお世話になりました。
鳥取でNPO法人bankupを経営している”げんよう”です。あっという間に一年が経ってしまい時の早さを感じる年末です。年末年始は、静岡県沼津市の実家に戻っています。こどもたちを父母にあわせる時間。
今日はbankupも含め僕の2023年を振り返ってみたいと思います。
1.ふるさとづくり大賞受賞など
2022年のハイライトはディスカバー農山漁村の宝特別賞の受賞だったのですが、その後も2023年に受賞系が続いてました。その一つが、ふるさとづくり大賞団体賞(総務省)の受賞でした。受賞特典で活動の動画を作ってもらえるのですが、夏ごろにいろいろ取材もしてもらいました。動画が年明けにはご披露できると思います。その他、棚田の保全活動に貢献している組織としての受賞があったりもしました。節目にいろいろあって感謝です。
全国的にも地方で若者を束ねて、農村に仕掛けている事例は珍しいこと、そしてそれが20年続いていることが評価されました。Iターンも含め鳥取で楽しそうに動いている卒業生もかなり出てきているので、面白いです。
また、こういった受賞すると講演などにも呼ばれる機会に繋がっていまして、そこから更に次の仕事へと良い流れが生まれています。学生たちもノミネートした企画で受賞してたりしました。外部評価を受けると自分の立ち位置がわかるので気づきが多いです。
2.関係人口系の動き
毎週土曜朝7:00の朝活的な時間”オンライン関係人口未来ラボ”は継続しています。3年を超えました。そこから生まれた関係性で事業をしていたり、鳥取県の関係人口系の動きが生まれたりしています。
事業としては地域課題解決型ワーケーションを北栄町と南部町で実施しました。都市部企業の方に地域に来てもらい課題解決のお手伝いできそうな部分を提案してもらうカタチです。提案は調整中ですが、良いマッチングになるように動いています。
年明けには東京で少しその辺の地域側の仕組みをお話しさせていただく機会ももらえることになりました。
3.若者×地域の動き
今年一番ぐっと関わっているのは、「若者×地域」の動きです。鳥取県が県の施策として若者の社会参画を増やそうとしていて、その辺の現場関係を一緒にやらせてもらう機会がぐんと増えました(夏頃から)
一つは若者活躍局という取組で県内から高校生から39歳までの方に手をあげてもらって、彼らがやってみたいことをカタチにするプロジェクトと、県政提案をする仕組みの二つの裏方をやっています。プロジェクトに関しては、これまでの学生支援を流れは似ているので、抱えているプロジェクトが一気に6つほど増えた感じです。施策提言の方は、意見を吸い上げながらエッセンスを投げ込んだという感じで今年は整っています。若者タスクフォースという県庁内のチームが後半は頑張ってくれているとのこと。
ちょっとずつですが、農村ボランティア以外にも学生を地域に派遣する仕組みにもチャレンジさせてもらっています。
4.防災の視点の動き
鳥取県内では、震災支援連絡協議会さんを中心にSDGs連絡会議の1テーマとして防災を扱っています。休眠預金が協議会としてとれたそうなので、僕もアドバイザーとして参画することになりました。
台風7号が鳥取県を通過し鳥取市佐治を中心に被害が出てました。大学生の作業ボランティアを少し派遣することができました。うまく情報を捕まえきれなかった部分、補償の問題があるので、さっと作業補助できなかった部分など、もう少し鳥取でもパワーアップしていきたいです。
初動でどんな情報共有をした方が良いのか、各中間支援機関(商工系、福祉系、金融機関、行政)などとの基本的な連携など考えさせられる点がいくつもありました。
それとは別の流れで、一昨年くらいから取り組んでいる、全国組織チャレコミとしての防災チームで休眠預金が取れました(NPO法人ETIC.として資金分配団体に)。こちらの流れにもプログラムオフィサー見習いとして、チームに関わらせていただいています。地域側の目線、特にお金使う側としてどうだろうという部分や地域との関係性の作り方などを意見しています。
また、資金分配する側が何を見ながら動くかが理解できるのもありがたい機会だなと思っています。
5.企業との連携
関係人口以外でも企業との連携はさせていただいてます。鳥取銀行さんとは、オンラインインターンシップやビジネスマッチングとしてのプログラム連携、地域おこし協力隊の創業などの相談などかなり幅広く連携しています。
また、年度途中には休眠預金事業から生まれた「YELL FOR」事業部(オンラインアシスタント)を中心に鳥取県のリモートワーカー育成の事務局も担わせていただいております。その辺のセミナーなどもやらせてもらったりしています。県内企業にもリモートワーカーを少しずつ活用いただいています。もちろん、鳥取県以外のクライアントも増えてきていて、地域の女性や大学生の働き方の多様さを提示できつつあるなと感じています。情報発信など外部リソースに頼ってみたい方はお問合せください。
また、中小企業家同友会へ参画して3年。今年は経営指針を創る会の担当として一年間動きました。ここは、いろいろ大変なこともあり次年度に向けて改善点が山のようにある感じです。経営を語れる少ない場の一つなので、自分と同世代を中心に経営者の動きを促進する流れに寄与したいなと思っています。
6.教育系の動き
一部、若者系と被るのですが高校生向けのプログラムだったり教育委員会と連携して調査をさせてもらったりと、大学生を対象としていたものを高校生に伸ばしつつあります。
高校生から若手社会人が面白いことを仕掛けるまち鳥取になれるように、いろんな選択肢や伴走支援を作っていく準備中という感じです。
その中でも不真面目商店は2年目に入り、株式会社まるにわとも連携しながら、毎週複数日あけて運営できました。濃すぎる初代店長のあとをインターン生がつなぎつつ、地域の方も半日店長などをつとめてくれて場が維持されています。補助金なしで、なぞ空間が運営できているのはありがたい。
いろんな方にとって好きな場所をみんなで作っていくモデルとしては良い形だなと思っています。僕もたまに朝コーヒーはたって勉強しています。
あと久々に今年は大学で非常勤講師として15コマ授業をさせてもらっています。鳥取環境大学経営学部の地域産業論を担当しています。地域産業としての地域内連携や情報交換の大事さを痛感しています。面白い事業者を授業には呼んでお話ししてもらっています。更に連携が深まるような仕掛けをやりたいと感じました。あと授業も面白いですね。学びなおしもできるし。一年間だけのリリーフ教員なので、どこかでやれないかなぁ。
教育ついでに書いておくと、居住エリアではPTAとか教育NPOをやっていて、資源回収BOXを設置して、持続的に学校への資金支援できるようにしたりしています。ここも地域のやりたいを子供に投資するという流れを徐々に生めているかなと。
そんな感じであっという間に一年が過ぎてしまいました。このnoteも広報担当の理事がメルマガに載せるぞーってお尻叩いてくれて何とか月1はかけるようになりました。もう少し情報発信の頻度をあげて、いろんな人に助けてもらおうと思います。
次年度も頑張ります。次年度の抱負は年明けに書きますね。
今日のおまけは、次年度に向けてやろうと思っていることをつらつら書いて、準備校にします。早めに見たい人は是非。
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