#21 意思決定の判断基準 「利用可能性ヒューリスティック」その2
インターネットやSNSの影響
ひろく発信していたり、情報を得たりしているつもりでも、インターネットの世界って意図して狭まれています
検索エンジンや、スマホでSNSを行き来していると、自分の欲しい情報が選別されて届くようになりませんか。
たとえばワクチンの副作用や飛行機事故のこと、他にも自分の興味のあることとか、たとえばネガティブなワードを検索窓に入れるだけで、ずっとネガティブな情報を選んで送ってくるような体験はないでしょうか?
極端な考え方の世界で生きていると、それがすべてになって、その考えに閉じこもりになります。
それで人を必要以上に攻撃したり、正義の御旗のもとに懲らしめたりということがあるかもしれません。
ひとつの憎悪が大きく育ちやすい環境にあることも留意したうえで、考え方が偏らないようにしなければ。
行動経済学は、そんな人間の癖をしって、望ましい方向へ舵を取るための学問だと信じています。
ザイアンス効果
認知度が高いほど好印象を持つ傾向を人間は持ちます!
人気タレントのCMなら、どこかで覚えていて、同じタイプで違うメーカーの商品があったなら、「好感度のいいタレントさん」というイメージから購買意欲が高まったりするんですね。
なんの会社かわからないけど、名前だけはCMでよく聞く!といったこともこのザイアンス効果に関係します
なんどもなんども繰り返し現れると、感じよくなっていって、○○なら××と印象付けられます。最近はInstagramのリール投稿でよくアップされていると親近感がわいてくるし、そこそこリール動画の時間内でお得な情報を流してくれている→こちらも損はないし、むしろこの人いい人かも?って思うようになる→メルマガや公式LINEに登録すると、さらに情報が送られてきて…一度セミナー受けてみようか?…となる。
これもヒューリスティックを使った戦略ですよね?
悪い方でなく、いい方に使えば、行動経済学はみんなの見方になってくれますね。
参考:Udemy はじめての行動経済学 丹羽亮介講師