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#28 プロスペクト理論を支える「価値関数」と「確率加重関数」
人はココロで感じて生きている人間の行動って、計算通りにはいかないのよね。ロボットじゃないからね。カウンセラーやっているとすごくわかる。「こーしろ、あーしろ」ってアドバイスすることがカウンセリングじゃないのよ。だからココロはいとおしい♡
(余談でした(笑))
価値関数って?ある物事に対して感じる主観的な価値をあらわした関数のこと。人間の満足はどれだけ財産を持っているか?でもたらされるのではなくて
#27 プロスペクト理論ってなに?
プロスペクト理論って?不確実な状況での人間の意思決定の性質を記述したモデル。利得や損失のある一定の確率で生じる状況において、感情や認識の歪みが意思決定に影響を与える。よくよく考えてはみたものの、どうしてもその選択をしてしまうよね?っていう理論。
ん?よくわからん!!
まず、経済学でいう「期待効用理論」から経済学では、人間は「どっちがいいかな?判断に迷うよなぁ。でもさっさときめなきゃいけないしな
#26 意思決定の判断基準 決定回避 「同調効果」
だって…みんなやっているんだもん!自分の行動や考えを周囲に同調させてしまうこと。自分一人では決められない、だったら周りに合わせてしまえば意思決定は楽になる。
ネットで見かけた商品。買おうかどうしようか。似たような商品が2つある。買うんだったらどっちだろう?そんな時、レビューの件数や☆星の数で「こっちにしよう」と決めていく心理。こういうのを「同調効果」という。圧倒的多数の人が「これいい!」って言
#25 意思決定の判断基準 決定回避 「ミルグラム効果」
ミルグラム実験(アイヒマン実験)物事の信ぴょう性に関わらす、権威や肩書のある人の言うことを無条件で聴いてしまう、信じてしまう。
ミルグラム実験…アメリカ心理学者スタンレー・ミルグラムの行った「権威者の指示に従う人間心理状況の実験」を指す。アイヒマン実験(テスト)とも呼ばれる
戦争犯罪を実行したナチス戦犯たちは、そもそもが特殊な残酷な人間だったのか、それとも平凡な愛情を持つ普通の市民だったのか
#24 意思決定の判断基準 決定回避 「デフォルト効果」
デフォルト(初期値)効果とは?何かを決めるにあたって、判断が難しいときに、「与えられたものでいいんじゃない?」「もともとあるものでいいんじゃない?」「このままでいいんじゃない?」など、初期値に従って判断することをデフォルト効果という。
人間の意思決定が初期値にしたがってしまう心理傾向。
臓器提供の意思表示「脳死判定されたばあい、あなたは臓器提供を行いますか?」YES or NO
このYes,N
#23 意思決定の判断基準 「決定回避」とは?
自分で決めているようでも…何かを決めるとき、自分で考えて決めているようでも、いやいやなかなか自分では意志の決定をしていない。ほとんどを外からの情報によって決定しているが、これがどうしてかなりの影響力をもつ。
判断基準としてかなりの影響力を持つのが「プライミング」「ヒューリスティック」に引き続き、3つ目の「決定回避」である。
決定回避とは?そもそも人間は自分で主体的に物事を決めるのが苦手である。
#22 意思決定の判断基準 「固着性ヒューリスティック」
固着性ヒューリスティックとは?先行する何らかの数値(アンカー)によって、後の数値の判断がゆがめられ判断された数値がアンカーに近づくこと。
どんな例を載せるとわかりやすいか?なかなか難しいと悶々としておりました。そんなとき、社会人大学でお世話になった先生の名誉教授就任のお祝いの席で、「ナッジ!」を口にしたところ、先生からテレビ番組の録画を見せていただきまして、「これや!」となりました。
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#21 意思決定の判断基準 「利用可能性ヒューリスティック」その2
インターネットやSNSの影響ひろく発信していたり、情報を得たりしているつもりでも、インターネットの世界って意図して狭まれています
検索エンジンや、スマホでSNSを行き来していると、自分の欲しい情報が選別されて届くようになりませんか。
たとえばワクチンの副作用や飛行機事故のこと、他にも自分の興味のあることとか、たとえばネガティブなワードを検索窓に入れるだけで、ずっとネガティブな情報を選んで送って
#20 意思決定の判断基準 「利用可能性ヒューリスティック」その1
利用可能性ヒューリスティックとは思い出しやすい出来事ほど起こる可能性を高く見積もってしまうことをいいます。
年明けて間もない今年のお正月、私たちは惨劇を目の当たりにしました。
羽田空港にて旅客機に突っ込む海上保安庁の航空機、炎上する旅客機…。2024年1月2日夕刻のことです。
ただでさえ元旦の能登の惨事を悼んでいる心の中に、大きくかき乱すような事故が発生。しぼんだ心に追い打ちをかけるような疲労
意思決定の判断基準「ヒューリスティック」
投稿の順番をまちがえてしまいました!前回と今回の逆です!ごめんなさい🙇
わたしたちが意思決定する際には外部に情報を受け取っているが、その影響は予想以上に大きい。3つある大きなポイントのひとつがヒューリスティック!
何かを決めるときデータや事実に基づいてきちんと判断するのではなく、経験や先入観で直感的に判断することを言う。
実際に時間もエネルギーも使わないので、人間はいつもこれで判断するのだ。だ
意思決定の判断基準 「代表性ヒューリスティック」その1
代表性ヒューリスティックとは?物事の起こりやすさを判断するときに、代表的事例(ステレオタイプ)で過大評価してしまうこと。
ステレオタイプって、怖っ!ですよ
普通に考えると「そりゃそうだ!」だとしても、代表的な事例で判断してしまいます。
野生の王国vs時代劇昔、まだ幼かったころ、「野生の王国」とかいうテレビ番組をよく家族で観ていました。ゾウやらライオンやら日本では動物園でしか見られないような
消してしまえ!「プライミング」その4
プライミングを起こさせないって?できるだけ日常生活を想像させないで、その世界に没頭してもらう。
逆にプライミングを発生させないブランドの守り方。
ディズニーランドがそれ!
日常を思い出さず、とにかく楽しめるような工夫をしてある。
つまり、ちょっとしたことから連想して日常を思い出せないようにしている。
だからこそ、リフレッシュしたりできるんだろうな。
カジノもそう!時計が置いてなかったり、一日
作ってしまえ!「プライミング」その3
プライマーを作り上げる?あたらしい意味付けでプライマーを作り上げてプライミングするという方法?
無意識に幸せな感覚を作り上げて購買意欲をそそる…
1931年のクリスマス
サンタクロースのイメージは確率されたのだそうです。赤い服で白いひげ=赤と白はコカ・コーラのイメージカラーでブランドカラー。
幸せを運んでくれるサンタクロースと自社のカラーを合わせる。
サンタクロースと言えば赤い服で白いひげ
単純接触効果(ザイアンス効果) 「プライミング」その2
つい○○してしまう!前回の追加です。
つい○○してしまう!の行動決定は
視・聴・臭・触・味 の五感への刺激も材料となるんです!
BGMのスピードで、スーパーでの購買行動が活発になったり(聴覚刺激)
わあ~、パンの焼けるいい匂いだ!で、いつの間にかパンが食べたくなったり(臭覚刺激)、
なんで今日「トマたまカレーうどん」食べたいんやろ?ああそうか、今日テレビでTOKIOが出演してるのを見たしやな!(
意思決定の判断基準「プライミング」 その1
プライミング=入れ知恵する?前もって教え込む?頭の中にいくつかの材料がないと、わたしたちは考えられないし、選択できない。
しつこいようだが、「丸亀製麺のトマたまカレーうどん」の風にはためくのぼり旗(パタパタと今でも目に浮かぶ)。
そのあとで「お昼何する?中華、イタリアン、和食?」
和食で、麺がいい! → トマたまカレーうどんを食べたい!
……というプロセスをたどって、トマたまカレーうどんの前で、