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GENT’S STYLE レクチャー 赤峰幸生氏 「日本人として何を誇り、どうスタイルを作るべきか?」後編

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   後編は赤峰氏が50年近く通っている「珈琲ショパン」からお送りしよう。
 前編の「神田まつや」から歩いて数分の場所にあり、創業は1933年(昭和8年)。戦前から続く名曲喫茶としての伝統を今も継承し、流れる曲はショパンだけだ。
 店内のステンドグラス、紅いベルベットの籐椅子、インテリアも往時を偲ばせる。
 店内で丁寧に淹れる昔ながらの珈琲の味わいは、今のコーヒーショップやカフェとは異なる、日本独特の喫茶店文化を伝える場所だ。

 後編は写真家のマルコ・スポラ氏も加わり、赤峰氏の流暢なイタリア語と共に、日本語、英語、イタリア語を駆使しながら、日本文化について語り合った。

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赤峰:そもそも日本人が自信を無くしてるということなんだけど、それはどういう意味?

長谷川:日本人は70年代の高度経済成長期、80年代の日本経済の黄金期、90年代のバブルと、第二次大戦後の奇跡の復興から経済繁栄の波に乗って、日本人として大変自信を持っていた。日本独自の方法で進んできて、それが非常に成功して誇りを持っていた。ところがここに来て、急に、日本は周囲に遅れをとっているんじゃないか、先進国ではないのではないかと自信を無くす人が増えてきた。その原因はなんだと思われますか?

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