竹花入買取
骨董品買取の福岡玄燈舎です。先日の骨董品買取は福岡市中央区より茶道具の査定依頼があり出張買取に出かけました。このお宅では茶碗や鉄瓶、風炉や掛軸、茶托や茶合など80点程の買取をさせて頂きました。その一つで茶花を入れる一輪挿しの花入れがありました。「徳三郎」銘の共箱入りの上質な竹製花入れです。もともと茶花は、生け花から派生して発展したものとされています。しかし、茶花と生け花は一般的には対照的なものとされています。茶花は千利休によって「花は野にある様」と定められている通り、自然の中にあるままで入れることが重んじられているため、生け花のように技巧的に見せたり、華やかに飾ったり、毛色の違う種類の花材を取り合わせたりすることがありません。まるで摘んだままをそのまま花瓶に挿したかのように、素朴な飾られ方をします。茶花は、花壇や温室で栽培されている花材というよりは、山野に生えている野草が選ばれることが多いです。生け花の場合だと固いつぼみは好まれず切り落とすことが多いですが、茶花ではそのまま入れることが多いです。西洋の花は「禁花」と呼ばれ、茶花としては選ばれません。他にも香りの強い花、とげのある花、名前の悪い花なども禁花として忌避されます。生けられる器は質素な一輪挿しである場合がほとんど。あくまでもささやかにお茶の席を彩る存在であり、生け花のような強い自己主張はしないのです。
骨董品買取の福岡玄燈舎では茶道具や花入れを買取致します。お気軽にお問い合わせください。受付年中無休 電話050-3569-2100
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