数年後に後悔する行政書士にならないために、終業ルール休みのルールをしっかり決めよう
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
さて、今日も行政書士講座をやっていこうと思います。よろしくお願いします。
私が行政書士を8年目に引退した理由は実はいくつかあります。前向きな理由も後ろ向きな理由もあります。
その中には自分の力ではどうしようもなかったことや、悪目立ちしてしまったが故のトラブルや、20代での開業だったからこその自分の経験不足などいろんな原因もあります。
もちろんいつも言っているように私の最終目標は今やっているような「みんなの悩みを解決する相談に乗れる人」だったので、引退をしたこと自体の後悔はないんですけどね。
そんな経験がある私が今振り返って、また行政書士として開業するならそういうことを気を付けるか?noteで話していこうと思ってます。
ということで今日は、「休日をしっかりとろう」「終業時間をしっかり作ろう」という話をしたいなと思います。よろしくお願いします。
私の開業1年目から開業5年目までの労働時間ですが、おおむね「16時間勤務」を続けていました。
寝る時間と食事の時間やお風呂などの最低限の時間を除いて、ずーと仕事をしている状態。こんな生活を365日休みなくやっていたんです。
今考えると20代のパワーがあったからこそできたごり押しの戦略でした。
とくに、開業1年目から3年目は行政書士の業務のほかに塾の先生も契約社員でしていたので、
9時から17時まで行政書士の仕事をし、
17時から18時で塾の予習や通勤の準備をし、
18時半から勤務が開始して帰宅するのが12時。
その後、4時ぐらいまでブログを書いたりする。
そんな過ごし方でした。間には休憩が入ってますけど、こんな生活をしていたんです。
その後開業4年目以降は専業でしたが、それでもこれに近い生活リズムで働いてました。
当時お付き合いしていた人もいましたが、デートに行っても携帯でお客さんからの相談に乗っていたり、メルマガの文章を考えていたりと、今考えるとめっちゃ失礼なことしてましたよ。
でも、それくらい頑張ると仕事は十二分に頂くことはできます。そしてその成功体験が、私自身に「休む恐怖」を植え付けてきたんですね。
夜寝ていても、「この寝ている時間にライバルが頑張っていて自分の事務所のお客さんがとられちゃう夢」を見たりとか、数時間おきに目が覚める……。そんな状態になってしまったんです。
そんな状態で5年も過ごしていたら当然精神も体もボロボロになるわけです。
それに気がつき開業6年目からは必死にそれまでの生き方を変える工夫をしてきたんですが、この悪い習慣が抜けるまでには10年近くかかりました。
行政書士引退してからもしばらく、夜寝れない状態が続いていたんですよ。30代の10年間は今振り返ってもつらかったですね。
あ、今はぐっすり寝てますし、何ならもっと働かないとダメだなと最近反省しているレベルのですので安心してください(笑)
話は戻して、私がこういう経験をしてきたのでこれから行政書士になる人に言いたいのはとにかく「自分の体や精神を休める時間をしっかり確保する」ことです。
そのために大事なのは、経営は「短距離走ではなくマラソンだ」という感覚。
ライバルがどんどん結果を出すうえにマウントもとってくるので、新人時代は非常に焦ると思います。でも、その人は短距離走が得意だっただけで経営は一生もの。だから多少結果が出るのが遅くても、つぶれない経営をしていれば徐々に結果はついてきたりします。
それを新人行政書士時代の私のように短距離走と捉えて仕事以外のすべてを捨てて突っ走ったら途中で精神が壊れてしまうんですね。
実際、精神的な病気を患う行政書士などの士業さんは結構います。
え?あの人が実は??というような成功を収めているように見える人でも精神を壊してしまっていたりするケースも珍しくありません。
行政書士などの経営者は自分がどんなに弱っていても「俺強いんだぞ」という虚勢を張らなければならない仕事。そうしないとお客さんから不安がられてしまうからね。
だから外から見ていると、みんながイキイキ働いていてすごい成功者に見えるかもしれませんが、それは水鳥が水の上では優雅にして見えるけど、水の中では溺れないように足をバタバタしている状態と同じこと。
だから表面的なものに惑わされずに、あなたは自分のペースで努力を積み重ねていくことが大事になります。
もちろん頑張らなければならない時期というのもありますよ。
でも、もし寝ないで頑張らなければならないようなことがあったとしたら、それは数日内に収まるように工夫しなければなりません。
長期的に経営をとらえて、自分の心も大事にすることを忘れないようにしてもらえると嬉しいなって思います。
ということで今日はここまで。
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