彼らはなぜあなたの質問に「別に」としか答えてくれないのか?
こんにちは。あなたの夢をかなえる目標達成コンサルタント!どっしり塾のどっしりリーダーシップ研究会担当講師のこうめいです。
実は昨日私のTwitterのフォロワーさんがこんなことをおっしゃってました。
これはまさに私が伝えたい「リーダーシップ研究会」でのテクニックの一つ。
ということで今日は、皆さんが質問しても「別に…」とか「何が?」という返事が返ってきてしまう理由をちょと考えていきましょう。
実はこの問題、回答する側に責任を求めても問題解決はしません。
というのも回答する側は質問者さんが何を求めて質問しているのかがわからないので、あいまいな返事しか返せないんですね。
例えばみなさんも私に、「行政書士どう?」と聞かれたらなんて答えていいか困りませんか?
「楽しいよ」なのか?「稼いでるよ」なのか?「変わった人いっぱいいるよ」なのか?「試験大変だよ」なのか?何を答えていいかわからないですよね。
そのどれを答えてもいいんだよ。だって私は会話をしたいだけなんだから。という人もいるかもしれませんが、聞かれた相手からするとそれすらわかりません。
もちろん相手によっては、そういう聞き方をしても的確に返事をしてくれる人もいるかもしれませんが、そういう人が実は会話の達人として超優秀なだけ。
ほとんどの人は、何を答えていいかわからず困惑してしまっているんですね。
困惑しながらも必死で答えてくれる人も多いんですが、親しくなるほど本音が出るので「別に」といったような返事が返ってくることが多くなります。
私も塾の先生として雇われていた時代に、この質問の仕方はかなり口酸っぱく注意されました。
子供たちに「最近どう?」と聞いても返事は返ってこない。「そういえばこの前の部活の大会の成績どうだったの?」というように何を答えればいいかを明確に聞かないと返事は返ってこないんだよって。
しかも若い人を中心に相手の感情を推測し、言葉では読み取れない部分まで気を使って答える。という能力が昔に比べて格段に落ちてきています。数学の問題の指示(文章の意味)が理解できない。というこが増えていたりするのもこういうところに原因があるわけです。
国語の講師としてめっちゃ危機感を感じてます。SNSのトラブルもこの辺に原因がある気がしているんで。おっと!話それました(汗)
仕事の指示でも、「○○の入力やっといて」という指示だけ出すと、本当に入力だけやっているだけで保存もしてない。ということもあります。
伝える側としてはそんなこと言わなくっても当たり前だろ?と思う気持ちはよくわかりますが、その辺りはおもてなしの心を発動しないと残念ながら問題解決には至りません。
では、具体的にどういうことに気を付ければいいかなんですが、質問するときには用言(動詞・形容詞・形容動詞)を明確に入れるようにしてあげてください。
例えば先ほどの例でいえば、
ディズニーランドはこんでいたかい?
ディズニーランドは楽しかったかい?
ディズニーランドはつかれたかい?
この質問であればYesやNoで答えられるので、反抗期のお子さんや会話が苦手な人でも答えやすいです。もっと会話を広げたいのであれば、これに5W1H(いつ?どこで?誰が?何を?なぜ?どのようにして?)を加えます。
ディズニーランドではどんな乗り物に乗ったの?(何を?)
ディズニーランドの行き帰りの電車は込んでた?(どこ?)
ディズニーランドで何を食べたの?(何を?)
といったようにしてあげれば答えやすくなります。
ついつい質問する側も忙しいので雑な質問の仕方をしてしまうことって多々あります。それに対し返事があいまいになって帰ってくるのは仕方がないことです。
私も、「最近どうですか?」とかお客さんに聞いちゃうことあるんですが、そのあとに、「最近、○○って聞いてましたがあれどうなりましたか?」と聞き直すようにしています。
そうするとお客さんも、「ああ、あれはね……」と答えてくれるので会話がスムーズに始まるようになるんですね。
会話で大事なのは質問力。そしてその質問力には「おもてなしの心」が求められます。
相手がどうすれば答えやすくなるか?ということを考えてちょっと聞き方を変えるだけでも、かなり返事は変わってきますので試してみてくださいね。
まぁ、あなたがもしそういう努力をしているのに会話が「別に」しか返ってこないとしたら、相手の方はひどい反抗期ですので(笑)あちらが会話する気になるまで、もうあきらめてしまうしかないんですがね。
ということで、皆さんもちょっとした工夫で人間関係は大きく改善します。そんな工夫をどんどん学びながら実践してみてくださいね。
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