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お金と信頼どちらが大事かわかってる?賞味期限改ざん問題
こんにちは。あなたの夢をかなえる目標達成コンサルタント!玄徳庵&どっしり経営塾のこうめいです。
みなさんはお金と信頼ってどっちが大切だと思いますか?
実はその答えがわかっていない経営者が目立つようになってきています。このニュースもそんな一環ではないかと思うんですよね。
私は取材記者や評論家ではないので、このお店のことに関しては何も話せませんが、せっかくなので今日は洋菓子店などの食品を扱うお店を例に信頼について考えていこうと思います。
洋菓子店などの飲食物を扱うお店が「食材のロス」にて多大な損害を出すことは想像に難くありません。
だって、生ものですから何日も同じものを売り続けるわけにはいかないですし、品質も刻々と落ちていきますからね。
だから実は飲食系のお店は開業するのはカンタンですが、継続するのはめちゃくちゃ難しく、3年以内につぶれてしまうところが多いんです。
とくに、あのお店美味しかったのに……。というお店ほど潰れやすかったり、あのお店メニューが多くて便利だったのに。なんてお店がつぶれたりするのも、理由はよくわかります。
美味しさにこだわる店は、それだけ食材や在庫にこだわっている店が多いです。そうなると、利益率がどうしても低くなったりします。
メニューが多い店も、食材や在庫を上手に管理する必要があり、無駄にしてしまう食材などで利益を圧迫してしまいやすいわけですね。
だから最近はやっているのは「唐揚げ専門店」や「タイ焼き専門店」といったメニューをめっちゃ絞って比較的食材も長持ちしやすいものを扱っているお店だったりします。
そうやって考えていくと、私たちのようなコンサルやら士業といった知識を売りにしていて在庫をほぼ抱えない事業者は、飲食系のお店に比べてはるかに恵まれた環境で仕事をしているんだと思い知らされます。
その分、飲食店より商品を売りにくいという苦労はあるんですけどね。
話は戻しましょう。
さて、本題のお金と信頼に話に入っていこうと思うんですが、大変な飲食店業界ですが、それでも日本の飲食店は恵まれています。
それは、ぱっとできたばかりの飲食店でも、お客さんがそのお店の食べ物を疑いもせずに食べれる。そんな信頼があるからです。
みなさんは中国の四大奇書の一つ。水滸伝は読んだことありますか?
無い人も多いと思いますが、あの本を読んでいると飲み屋さんに入って「この饅頭の中の肉は何の肉だ?」とか、「飲み物に薬が入っていないか?」とか疑いながらお店の食べ物を食べないといけないんですよ(笑)
つまり初めてできたお店なんて怖くて安心して食事なんかできないわけです。
その一方日本のお店に入ってそんな心配しながら食事することってほぼないですよね?
それは今までの飲食店経営者さんが「信頼」を大事に育ててきた結果で、その信頼に便乗して今の私たちはお店などを出店することができているんです。
これは飲食店に限らずですけどね。
つまり今の私たちは少なくとも日本国内においては、ご先祖様たちの作り上げてきた信頼を根底に、さらに自分自身の信頼を積み重ねて商売をするというやり方ができています。
これがそもそも水滸伝のような世界なら、飲食店が酒に薬を混ぜて追いはぎをやっているような世界なら、飲食店への信頼づくりからやらないといけないので今の何百倍も大変ですよ。
でも、実際に日本以外の国であればこういう心配をしなければならない国もあるかもしれません。
それだけ私たちは、目に見えない信頼というものに守られているわけですね。
ところがそれが目に見えない当たり前のものだからと逆手にとって、自分はその信頼を食いつぶして利益を得ようとする愚かな経営者がいたりします。
例えば士業の世界なんかでも、組織の会長や副会長のような信頼される立場の人が犯罪行為に手を染めていたりして衝撃が走ったことがあります。
飲食店でもテレビや広告で褒められまくっていたお店が、実は食品擬装をしていたり、お客さんへの接客が横柄だったりで信頼をぶっ潰して衝撃が走ることがしばしあります。
彼らはその信頼を崩すことで何が得られたのでしょう?
おそらく目先の数字や目先のお金。これらは得られたのかもしれません。
でも、それがばれた時点で、その目先の利益や数字は吹っ飛ぶぐらいの損害を出すことになります。
それは信頼の方がお金よりはるかに価値の高いものだからなんですよ。
信頼があれば、たとえその商売で失敗しても次の商売の時にその人たちがまた応援してくれます。
でも、信頼を食いつぶして得たお金は、信頼を取り戻すために使おうとしてもお金で信頼は買えないわけです。
もちろん信頼に見合ったお金を持っている人は、お金が信頼につながりますよ。
でも、そもそもの信頼を無くした人にお金があってもそれは信頼にはつながらないんです。
お金と信頼の関係っていうのは面白いもので、普段はお金の方が使いやすくお金があるほうがちやほやされ評価されますが、信頼がなくなるとお金の価値はただの紙くずになってしまうんですよね。
だからこそもう一度「信頼を無くしたら、その信頼を失ってまで得たお金は紙くずの価値もないんだ」って、心に刻んでほしいんです。
賞味期限改ざんもそう。
一度それをやってしまうと、その信頼はもう取り戻せません。だってまたいつやるかわからないんですから。
時々経営者は、店舗拡大に必死になりすぎてそういう大切なことを忘れたりします。
あるいはお店の経営が調子が悪くなり、そういう魔のさした行動をすることがあります。
でも、それならお店を縮小したり廃業して再起を図るほうがよほどましです。
信頼がなければお金の価値も消えてしまう。商品の価値も、あなたの価値も消えてしまう。これが世の中の大事な原理です。
普段当たり前にしている信頼だからこそ、大切にしていきましょうね。
今日はここまで。
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