これで何が作れるの?ブロック詰め合わせが売れなかったわけ
こんにちは。どっしり信頼集客講座担当のこうめいです。
今日は商品の見せ方ひとつで売り上げが変わるんだよっていう事例を皆さんにお話ししていければなって思います。
ということで商品力アップ講座の開講です!
皆さんはレゴブロックとかnanoブロックとかって好きですか?
そういえば子供の頃よく遊んだな~。といったイメージで止まってしまっている人もいるかもしれませんが、今はこんな風にすごいものを作れるとして実は人気なんです。
実際、ダイソーさんなどの百円均一でもオリジナルの小さなブロックで動物が作れたり電車などの乗り物が作れたりというシリーズがあります。
実は私も、あれはビックカメラさんだったかな?そのあたりで10年くらい前に初めて見かけて、ピカチュウやらいろんなのが作れるミニブロックのシリーズを見かけてワクワクした経験があります。
ただ、ちょっとお値段が高めだったので実際にチャレンジしたのはダイソーさんのものが初めてなんですがね(笑)
でも実際につくてみると、非常に安定したものが出来上がりますし、作って終わりではなく飾っておきたくなる感覚になる商品で、コレクション魂にも火がついちゃういい商品です。
さて、今日はそんな人気になったブロックですが、実は売れなかったと気があったってご存知ですか?
正に商品力アップを図ったことでブレイクしたお話をしようと思います。
もともとブロックは、箱売りで「500ブロック入ってます」といったような売り方をしていたそうです。
つまり、これを買うとこういうのが作れますよ。という売り方ではなく、ただただブロックを売っていたわけです。
これの何がよくないかというと、ブロックで何を作れるのか?というイメージをできる人が少数しかいない状態になってしまうことなんです。
私なんかもブロックが山積みで売っていても欲しいななんて思いませんし、これで何か作って飾りたいなんて思いもしなかったと思います。
つまり、「お客さんの想像力に任せます」という売り方だったので、一部の層にしか売れない状態だったんですよね。
これって売り手がわからすると自由に何でも作れていいでしょ?と思うんですが、お客さんはイメージできないものは買わないので、悲しい結果になってしまいます。
そこで、今のスタイルの「この袋を買えばピカチュウを作れます」「この箱を買えばエッフェル塔が作れます」みたいなイメージをメイカー側が作ってあげることにしたわけです。
その結果、今のようにいろんなシリーズが出て、さらに他社もどんどん参入してくるような人気の分野にまで育ったといわれています。
この事例から学べることは何か?
繰り返しになりますが、お客さんは「何でもできるは買わない」「イメージできない物は買わない」というところなんです。
私は行政書士という仕事をしていましたが、行政書士は1万種類以上の書類を作ることができる資格です。
そんなこと言われても、仕事頼みたいと思わないじゃないですか。
だって自分に何をもたらしてくれる人なのかイメージできないわけですから。
これが、遺言に強い行政書士です。あるいは、飲食店のスタートに強い行政書士です。なんて名乗っていたら、イメージができるので仕事を頼みたくなるわけです。
このイメージしやすいというのは商品力アップにとってすごく重要なポイントになります。
どっしり塾でも「自分の仕事を1分でプレゼンできるように」とよく言うのですが、それは、自分でイメージできていない、自分でシンプルに説明をできない商品をお客さんがイメージはできないから。
私の生徒さんでも、行政書士です。といったような自己紹介はできても、じゃあ具体的に何ができるの?というと途端に説明できなくなる人はたくさんいました。
その理由は「自分の商品への理解度が足りないから」なんですね。
だから誰よりもしっかり自分の商品を理解し、そしてその理解したイメージをお客さんにわかりやすく伝える。この力を身に着けることが、商品力アップにつながります。
しかも、この作業をさぼっている経営者さんは非常に多いので、あなたが頑張ってやればライバルに負けずに商品を売れるようになるかもしれませんよ。
まぁ、成功すると売り方すぐにまねしてきますけどね(苦笑)
ただ、自分でイメージ化できる人は、ライバルがまねをしてきても違うアピールの仕方をどんどんできるので、競合にも負けない経営者になれるはずです。
ということで、ぜひ、みんながさぼりがちな商品力アップにあなたは本気で取り組んでみてくださいね。