京都の喫茶店がシャトレーゼのケーキを使っていた疑惑は何がまずかったのか?
こんにちは。あなたの夢をかなえる目標達成コンサルタント!&どっしりギバーのための7つの習慣活用法講座担当のこうめいです。
今日は興味を惹かれるニュースがあったので、それをもとにちょっと話をしてみようかなと思います。
ということで今日のテーマは、
『京都嵐山の喫茶店がシャトレーゼのケーキを無断で自分の喫茶店の商品として扱っていたんじゃないか疑惑』は事実なら何がまずかったの?
という話をしていこうと思います。
なお、時事ネタに関しましてはあくまでも現状出てきている情報をもとにお話をしていますので、情報の変化にご注意ください。
それでは参ります。
まず、今回の出来事ですがカンタンにいうと嵐山の喫茶店がシャトレーゼさんのケーキを自分のお店で無断で転売した疑惑があるという出来事です。
これなんですが記事内でも弁護士さんが話してますが事実としても、法的には確かに罪に問えるかというと微妙なところです。
例えば自分の店で作ったと勘違いさせるような告知をしていた場合は詐欺などに当たる可能性もありますが、そうじゃなければ、難しそうに感じます。
で、私が今回話したいのはこういう法律の話ではなくって、正しいギバー型の商売人の心構えとしての話なんですよ。
どっしり塾は成功するギバーこと他者志向型のギバーとして生きていくことを目標にしている学び舎です。
ですので、今回のケースのよう「法律では違法とまでは言えないけど、それならやっていいじゃん!!」という考え方の商売をしてほしくないなと、生徒さんには伝えています。
ただ、勘違いしてほしくないのは他者のケーキを使ったらだめということではありません。
例えばお酒を提供しているようなお店でポテトチップスや柿の種を提供したり、漫画喫茶でじゃがりこを提供したり、そういうのってよくありますよね?
さらにホテルで出しているビールにしてもコーラにしても、ほかの会社さんが作っているものを出しているわけですよね?
それと同じようにほかのお店の商品を自分のお店で付加価値を付けて売ること自体は問題がないんです。
ただ、このようなお店の多くは「作ってくれている会社に自分の商品を取り扱っていることをしっかりつたえている」ケースが多いわけです。
この状態の時は、お互いにメリットがある契約をしっかり結んでいるわけですから問題がありません。というか、製造元も売りてもお客さんも三者が幸せなのでむしろいいことです。
このスタイルで商売をしていくのが一番の理想なわけです。
もちろん小さなお店だと中には、スーパーで買ってきてそれをそのまま使っているようなお店もありますよ。確かに。
そういうお店は、わざわざ製造元の本社にまで報告しないので製造元は知らないというケースもあるでしょう。
でも、次にポイントになるのが「これはどこの商品です」と隠さずに伝えているかどうか?
伝えているのであれば、その商品を作っている会社にもメリットがありますので製造元の会社も不満に感じる可能性は少ないと思います。
お客さんも納得しやすいですし、騙された気がしませんので問題になりにくいと思います。
その二つともないぞ。というケースでも、「どう考えても自分で作ってないとわかる商品」の場合は、お客さん側も暗黙の了解で分かっているので不満が出ないケースがあります。
製造元はやや不満がある可能性もあるので、この辺から雲行きがよくなくなってきます……。
例えば柿の種が居酒屋で出てきて「一つ一つ丁寧に焼き上げてるんだね」とは思いませんよね?
その一方で焼き鳥などを頼んで、スーパーのお惣菜をそのままチンして出していたらお客さんからツッコミが入るでしょう。特に焼き鳥って提灯出してる居酒屋さんなんかはね。
そのお店であれば当然それは作ってるでしょ?と思われるものを他者の商品にしてしまうと、これは、お店の存在意義が問われるようになってくるケースがあります。
ラーメン屋さんが隣のお店から出来上がったラーメンを持ってきたりしたら、え?何この店??って思うでしょ?
しかもそれを堂々とではなく、こそこそやっていたとなればお客さんも製造元も騙す気だったんじゃないかと思われても仕方ないわけです。
今回のケースは喫茶店ということで、ケーキはメイン商品の一つなのでやはり同じように思われてしまったということなんだと思います。
さらに、生ものの場合は安全性の問題も高いのでより製造元も敏感になりますしね。
正直に言うと利益を上げることだけを考えるのであれば、今回の出来事が事実なのであれば安いケーキを仕入れ高く売ればめっちゃ儲かるわけですから正解に見えます。
でも、それは自分の利益だけを考えている商売の仕方なのでみんなに嫌悪感を持たれ、味方がどんどん減っていくことになるんですね。
だから今回は多少損をしてでもシャトレーゼさんに提携を申し入れ、ケーキの製造を協力していただいたうえで堂々と付加価値を付けて売ればよかったんですよね。
そういう損をするように見えるけど、長い目できると応援してもらえる人が増えるのがこれからの時代は本当の賢い稼ぎ方になるはずです。
そろそろどの業界でも自分さえ利益になればいい。と、そういう考え方の生き方はやめませんか?
その視点を変えれば、あ、このやり方はテイカーのやり方だと気がつけるようになるはずです。
そして勇気をもってテイカーの商売はしない。この勇気をもって一緒に前に進んでいただけたら嬉しいなと思います。
今日はここまで。
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