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伝える気のないものほど伝わってしまうことを自覚&アドバイスしよう!
こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。
地域の行事のお手伝いでバタバタしてブログをかけてませんでしたが、また今日から長いブログも書いていくのでお付き合いくださいね。
さて、私はいつも「伝えることが大事だよ」という話をしています。
ただ、何でもかんでも誰にでも伝えればいいというわけではなく、やはり伝えないほうがいいものは伝えないという判断力も大事になります。
例えば、先日私が経験したあるお店でのエピソードをお話します。
そのお店は私の好きなお店で、何度も通っているような常連のお店でした。
そのお店に先日伺ったところ最初は気が付かなかったんですが、何となく空気が悪い。
注文をしてもなんかいつもと違ってめっちゃぶっきらぼうな対応をされるんです。
何だろう?気のせいかな?と思ってみていたら、自分が勘違いして失敗したのにお客さんのせいにしてちくちく嫌味を言い始めたんです。
これには私も頭に来て、ここの店は好きだけどあの従業員は許せない!!とカンカンになってしまいました。
もちろん心の中では怒りの炎が燃えてますが、態度にはなるべく出しませんし、特にクレームも入れません。
ただ、お気に入りのお店で常連だったけど静かに行くのをやめるだけです。
後で色々と事情が分かったんですが、どうやらいろんなトラブルでお店が大変だったようで、おそらくそこで働いていた従業員さんも忙しすぎたり、不安な感情があったんでしょう。
でも、だからと言ってその感情を客さんに伝えてはいけませんよね?
これがお客さんには伝えてはいけないものだとわかれば、伝えないように工夫をする必要があります。
何せ残念なことに、情報や思いというのは伝えたいものほど伝わらず、伝える気がないものや伝えたくないものほど伝わるんです。
だからそれを経営者本人も自覚する必要がありますし、従業員さんにしっかり伝えケアする必要があります。
昔あるお弁当屋さんでもありました。
あるお弁当を頼むと、ため息をついて嫌な顔するんですよね。
だったらその弁当をメニューに載せるなよ!!!と思いませんか?
にもかかわらず、お客さんに頼まれるとめっちゃ嫌な顔して注文を受けるとか、お客さんからすると不愉快以外の何物でもありません。
それがチェーン店だったとしたら、同じ看板を掲げる全店舗の評判が落ちるわけですよね。
そういうところまで考えて行動をとることって「伝わる力」の怖さがわかっていれば、大事だってわかるんですが、それを自覚していない人は平然とやります。
もちろん、お客さんに媚を売る必要はないです。
が、積極的に自分からお客さんを不快にさせて仕事を減らすとか、信頼を無くすとか、経営者からするとあり得ない行動なんです
でも、伝わる力の怖さを知らないとそういうことをする社員さんは一定数います。
そうすると、あなたのお店のファンはどんどん減っていくわけです。
中には経営者自身がそれをやっている人もいて、それを聞くとお店たためばいいのにと思っちゃいます。これは自業自得なんで自分でどうにかしないとどうしようもありません。
話は戻して、こういうトラブルを減らすために伝える力をどう使えばいいか?と考えていくと、それは「仕事仲間に情報を共有する」という工夫をしていくのが大事だと思います。
またほかの記事でも書きますが、「仲間でのトラブルの共有」「失敗や成功事例の共有」というのはものすごい効果を生み出します。
その一方でこれをおろそかにした会社はどんどん会社がちぐはぐになり、社員がどんどんやめて分裂していきます。
この話の深堀は今度するとして、今回のケースですべきことは「経営者の接客での失敗談・成功談」の話として『自分の伝える予定のなかった感情が外に出てしまって失敗した事例』をきちんと定期的に話すことです。
定期的ってどれくらいのペースか?
3か月にいっぺんでしたよね???
立派な研修なんかをしなくても、体験談を書く社内限定ブログを作ったり、社内の限定メルマガを作ったり、社内限定の動画配信をしたり今ならいろんな手法があります。
手法はその経営者さんの思いが一番伝わるものにすればいいだけで、大事なのは、「社長たちはそういう失敗をしてきたから同じことをしてほしくないんだ」と思っていることを伝える努力をするということです。
お客さんにだけ、自分だけ、しっかりと伝える力を発揮しても意味がありません。
伝える力はまず自分たちの仲間にしっかり使うところから始めることが大事です。
ぜひ、不快な思いをするお客さんを自分のお店から出さないように、行動してみてくださいね。
ということで今日はここまで。
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