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やる気のあるあの人が厳しすぎると会社内で不満がたまったらどうする?

こんにちは。あなたの思いを伝えるお坊さん!玄徳庵&どっしり塾のこうめいです。

人は2人以上集まると必ず何か下の人間関係の問題を抱えます。それが増えれば増えるほど、ドンドン問題や悩みも増えていくものです。

私は伝えるプロを名乗ってますが、伝えるの中には『人間関係を良くする』というのも含まれていると考えています。

だって、人間関係がハチャメチャだったらどんな声も響かないですからね。

ということで、今日はXでこんな投稿を見かけてので皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

創業メンバーの1人が厳し過ぎて、合わない人が辞めてしまい会社の成長が鈍化しているのを悩んでいる社長がいた。その創業メンバーは会社にフルコミットしており仕事も出来る、一方で不満を持つメンバー等は自分達のライフワークや働きやすさを求めてその人を追い出そうとしている状況。どうします?

上記引用アカウントの投稿

この事例非常によくわかります。

実は私自身も会社員時代に同僚に厳しすぎるといわれ問題になったことがあります。

「阿部先生は熱量がかなり高いからお客さんや会社にはありがたいことなんだけど、社員によってはその熱量で焼かれてしまうんで」

なんて社長直々に言われて、確かにな……。と反省した経験があります。

でも、これ難しいのは私自身もそういう性格だとわかっていたのでかなり熱量を抑えていたんですよ。それでも、まだまだ熱量が高いと言われたので、これは一緒に仕事をすると不幸になると思いその会社を離れました。

さて、そんな体験がある一方で、コンサルとして従業員さんの育成に携わると社長さんが意識が高すぎて社員さんが毎日泣きそうになっているのを見て、社長と何度も話し合った経験もあるんですよね。

こっちも社長さんはいじめたくてやっているわけではないので、なかなか難しい問題だなって当時も悩みました。

だから今回の事例の詳細はわかりませんが、どちらの気持ちもわかります。

ただ、一つ言えるのは会社内に対立が生まれてしまっている状況は没コミュニケーションになってしまっているということでもあります。

これを改善するには、どちらかの首を飛ばすという荒治療も確かにありますが、それをやってしまうと間違ったメッセージが残った人たちに届くのではないでしょうか?

例えば、トラブルの原因の「熱量の高い創業者」を追い出したとしましょう。

残された社員は「自分たちが不満を示せば創業者でも追い出せるんだ」ということを学びます。そしてその成功体験は、自分の気に食わない人がいたら追い出しをかければいい。というクレーマー体質化につながるんです。

その一方、逆に不満を持っている社員の首を切れば「自分のように会社に利益を出している創業者に逆らうやつはやめてしまえばいい」と自分を正当化してより厄介な創業者になってしまいます。

であれば、どちらかの味方をするのは愚策です。

それならば第三の案として、会社側がこの双方に自分たちがこれから作り上げていきたい会社の雰囲気などの未来図をしっかりとまとめて、双方に提示していくことが必要なんじゃないかと思うんですよね。

その案を見て納得いく社員さんであれば、会社の方針を念頭に入れながら動いてくれますし、それ納得がいかないならやめる社員さんも出てくるでしょう。

でも、今の状態のままでは確実に会社は分裂します。

組織って、創業当初は人が少ないし売り上げを上げることがまず大事なので、みんなで外を向いて売り上げを上げることだけを考えるものなんですよ。

だから最初は結構チームはまとまりますし、喧嘩しても同じ方向を見ている仲間なので和解もできます。

その一方で、ある程度安定してくると社員さんも社長さんもそれぞれの我が出てくるので、同じ方向を向けなくなることも珍しくないんですね。

だから結構多くの組織が分裂を経験してます。

私自身も、自分の組織が分裂しているのでそんな仲間の一人です。

でも、同じ分裂するにしても敵対的な分裂は一番避けなければなりません。

それを避けるためには、やはりお互いが納得できるまで話し合うしか方法はないんですよね。

とは言え、上下関係がある中で直接話をさせても問題は解決しないので、先ほど言ったように会社としてビジョンを示し、会社を仲介としてみんなで意見を出し合うのが私はベストだと思います。

この時、創業者側についている。と思われる人が会社の代表に立つと「あらぬ腹を探られる」ので、社員さん側の信頼されている人を仲介にするといいかなと思います。

今回のこの対立ですがおそらくは両方に一理あるんですよ。そうじゃなければ個人同士の戦いだけで終わっているはずですから。

そうであればどちらかを否定するのではなく、両方が納得できる第三の案を探す。私はそれがベストだと思います。

内部の話し合いなんか無駄。そんなことしていると営業成績が落ちる。と考えてしまうかもですが、分裂したまま地獄に向かって進むよりも、ここで一度しっかり区切りをつける勇気を持った方がいいと思います。

あなたはこういう状況になったら、しっかりと話し合いをし、没コミュニケーション状態を解消しながら『第三の案』を会社側としてしっかり示せるように知恵を絞ってくださいね。

もし第三の案を練るのが苦手なら、私に一声お声がけください。第三者の目線で一緒に考えていきますよ。

今日はここまで。

追伸:さて、どっしり塾のテキストが11月30日から販売になります。これから各授業のテキストがどんどんnoteにて発表されますので、楽しみにしていてください。

どっしり塾は実践授業なので、テキストだけだとちょっと微妙だなというテキストもあります。本来は授業中に会話をしながら、書き込んでいくスタイルのテキストなので。

ですので、授業ほど細かくはできませんがYouTubeにてサラッと解説動画も撮影し、各テキストを独学で最低限使えるようにしてありますので、手に取っていただけると嬉しいです。


■サービス紹介(HPにとびます)

トラブルにせずに伝わる力を発揮したいんだけど具体的にじゃあ、どうすればいいの?というヒントは、私が一緒に考えるので一度相談に来てみてくださいね。

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