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外国人労働者は大切なパートナー

近年、外国人労働者の問題が、日本でもクローズアップされてきました。
人口減少時代を迎え、深刻な労働力不足に陥っている日本にとって、外国人労働者を受け入れることは避けて通れない課題だという主張から、逆に、これ以上の受け入れは、日本社会に混乱をもたらすだけだという意見まで、実に様々です。

私は、この問題は単に経済的視点からだけではなく、社会や文化など様々な側面から考える必要があると考えています。

例えば、外国人労働者の海外送金の問題があります。
外国人が日本で働いたお金を本国に送金することは、大切なお金が日本から流出することになるので、問題だという主張です。

確かに、海外送金ではお金が一時的に流出しますが、一方で、そのお金が間接的に日本製品の購買や日本経済への貢献につながることもあります。
さらに、外国人が日本で働くことで、日本の文化や社会に興味を持ち、日本のファンになってくれる人も増えるのではないでしょうか。
それは、外国人が本国に帰ってからも、日本の製品や映画やアニメを買ったり観たりすることにつながります。

とすると、海外送金は日本にとって単純な損失ではなく、グローバルな視点から見ると、経済的にも文化的にも大きなメリットがあると言えるでしょう。

今日のようにグローバル化が進んだ世界では、相互依存関係がかつてないほど深まっているため、経済問題に限らず、食料問題や気候変動問題など、どれ一つ取っても、一国だけで解決できる問題はありません。

外国人労働者の問題も、国内の労働力不足や、逆に、自国民の失業につながる懸念など、単に経済的な視点からだけではなく、難民問題や人権問題など、国際社会の動向を踏まえた、グローバルな視点から考える必要があります。

外国人労働者は単なる労働力ではありません。一人一人が様々な国の多様な文化を担う国際市民であり、互いにかけがえのない大切なパートナーでもあります。

その意味で、近年、欧米諸国で広がっている移民や外国人労働者の排斥の動きは、これからの国際社会にとって大きな懸念材料となりつつあります。

世界は今、様々な問題を抱えていますが、互いを敵視するのではなく、大切なパートナーとして、どうしたら共存共栄できるのかを、真剣に話し合う時期が来ていると、私は思います。
そうでなければ、人類に未来はないのではないでしょうか。



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