曇りときどきぷー太郎日記
中学の国語の授業で、
「性善説」と「性悪説」について各々が発表をする場があった。
その中で、学年で頭が良いと定評のある男子が「性悪説」を支持する発表をした。
もちろん、色んな意見があって良いし、異なる意見は興味深いと思う。
しかしながら、私はその男子の意見を聞いて、少しの罪悪感を感じつつ心のドアを静かに閉めてしまった。
それから数年後、チャラい金髪になった彼から、ご飯に誘われ、
「俺、酒飲んだら変なことするかも笑」とfacebookでメッセージが送られてきたとき、
何故か中学時代のあの瞬間が脳内にフラッシュバックし、
私は心のドアに鍵をかけ、しっかりと戸締りをした。
心の感覚というのは自分が思っているより大切だと気付いた10代最後の年でした。