【石橋をたたきまくるか、たたきもせずに渡るか】日本とフィリピン恋愛と結婚についての考察
※こちらの記事も2018年にブログに載せていたのを編集して再掲したものです。状況は常に変化していると思いますので、2018年ごろのお話としてお読みください。
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私は今オンラインで日本語を教えているのですが、
先日アメリカ人の生徒さんに「恋愛や結婚が気軽にできなくなっている日本人」というテーマで作文を書いてもらい、それについて意見交換をしました。
日本在住のその生徒さん、日本のニュースもよく読んでいらして、人口減少について触れながら
日本人の仕事のし過ぎ、シャイすぎ、仕事のし過ぎで疲れすぎ=恋愛するエネルギーない、
などなど、様々な角度から切り込んでくれました。
さらにアメリカも日本と似たような現象は起きているものの、日本に比べて人間関係を構築するのが簡単というか、もっとカジュアルに人間関係を考えるから
そこまでのプレッシャーはない、とのことでした。
私の意見はそれプラス、非正規で働いている人が増えていて、不安定な身分や収入の少なさから、結婚をためらう人が多くなっているというもの。
さらにメディアのネガティブなあおりも原因の一つになっているかと。
日々ネットニュースやコラムで、恋愛結婚関係についての記事を読みますが、その多くがネガティブな内容のような気がします。
このぐらいで結婚しないと、出産しないとやばい。30代超えると市場価値がなくなるとか。
私この市場価値って言葉が大嫌い。
誰が?どういう基準で?30代以上を市場価値がないと言った?決めつけた?
全然そんなことないと思うんですけど・・・。
婚活において、男性は20代の女性を好む傾向が強いからそういう結論に至るのかもしれないけど、
しかし、そうやってメディアが言いまくるから、「私はもう市場価値が下がってるから」ってすごくネガティブな思考になる人をたくさん生み出して
その結果自信がなくなり、恋愛結婚に積極的になれない人が増えてしまうんじゃないか、と思います。
私たちは生きている人間で、物じゃないんだから「市場価値」なんて言い方おかしいし、
何歳でも、男でも女でも誰でも価値があります。
その価値は何歳になろうと絶対に下がらない。
ちょっと熱くなってしまいました(;^_^Aが、これが私の意見。
さて、ここフィリピンでは。
婚活パーティーとか全く必要ないぐらい、恋愛に積極的に見えます。
平均年齢が低く、若い人が多いということもあるのでしょうが、
周りの友人もカップルだらけ。
恋愛大好き~~って雰囲気が伝わります。
元々の楽観的な性格や、何事も後先考えずに突っ走る性格、「まあなんとかなる」という考え方
それらも手伝っての積極性だとは思いますが。
もちろんそれゆえ、経済力がないのに子供ができて~以下省略。
ということも非常に多い。
もうちょっと考えてから行動しなさい、という教えが浸透するわけもなく、
彼らは常に突っ走ります。
日本のように慎重に慎重を重ねて結婚をためらうか、
フィリピンのように「なんとかなる」と根拠のない自信で突っ走るか。
それらを足して2で割るのがちょうどいいんだよなあ~。
日本はもう少し緩く考え、フィリピンはもう少し慎重に考えてほしいものです。