見出し画像

ゴミ捨て場を掃除して、心が洗われた話

皆様おはようございます。夫の育休が終わり、ワンオペデビュー、あと3ヶ月で40歳になっちゃう私です。

昨日、私が住む住宅地のゴミ捨て場がカラスに荒らされてて大変なことになっていた。犬と娘と散歩中に気付いて、その後娘が寝たので、今なら行けるかも!と思い、ゴム手袋をつけてほうきとゴミ袋を持って急いでゴミ捨て場に行きました。

見るに耐えないほど荒らされてて、何から手をつけようかという感じだったけど、散らばってるゴミを私が持ってきたゴミ袋にとにかく放り込んだ。娘が起きたらいけないから、急いでいた。早く片付けて家に戻らなきゃ!とそればかり考えていた。

なんだか気配を感じて振り返ると、中学生が2人。格好から見て野球部。
私『どうしたの?』
野球部の子達『手伝います』
私『でも手袋もしてないし、触ると汚いから大丈夫よ、ありがとう』
野球部の子達『大丈夫です。』

そんなやり取りをし、2人はテキパキと手伝ってくれた。おかげてものの10分ほどで片付き、娘が寝てる間に家に帰れた。

雨上がりの地面に散らばったゴミ。
マジで汚い。素手で触れる?
こんなこと、してくれる子いるの?
ちょっと優しすぎじゃない?
今どきの子ってこんなことできるの?
大人でも見てみぬふりする人いるよ?
こんな子達いるの?

帰ってきて、なんかもう感情が溢れてきて私は泣いた。こんなことある?野球部だから?なんなんだ?人間ができすぎてない?見ず知らずのおばさんを手伝ってくれる優しさ。まじか。


落ち着いて考えてみて思った。
私が地獄だったとばかり振り返ってきた教員時代。荒れ狂った教室で授業なんか全くできない日々。暴言吐かれまくっても対処できない私。つけあがる生徒。真面目にしてる子達は黙ってみてた。私の力不足で1番迷惑かけたのはそういう子達だったと思う。
ある日の掃除時間、大人しい女子生徒が私に言った。『先生、授業嫌でしょ?』私はあの時、自分がどんな顔してなんて答えたか思い出せない。情けなくて悲しくて申し訳なかった。
でも思い返してみたら、どんなに地獄みたいな瞬間も、同じ教室に私の味方になってくれてる生徒がいた。情けなくて申し訳なくて、そういう子達のこと見れなかった。今考えても泣ける。どう考えても私が悪い。私の力不足。本当にごめん。



昨日中学生に親切にされて、色々思い出した。
自分にとって都合良く記憶を書き換えてたと思った。
野球部の生徒さん、本当にありがとう。

いいなと思ったら応援しよう!