たりないと嘆くにはまだ早いのかも
私は、仕事の一環である「研修」がとても苦手である。
プライベートの話で盛り上がる距離感の同期は居ないし、ロープレが必ずあるし、皆の前で発表させられたりするからだ。
まるで学校の教室のような雰囲気も少し苦手。
事前に一緒に研修場所に行ってくれる人を確保し、休憩時間はトイレまで一緒に着いていく。仕事の愚痴で盛り上がり、話が尽きることはない。
もちろん、その場に適応し、楽しめる人の方がいいに決まってる。
でも、私にはそれが出来ない…。
そして、なんといってもロープレと発表がとんでもなく苦手。というか全く慣れない。
先日、泊まり込みの研修があり、そこでもロープレを散々させられたが、
・時々目を見ながら話すことが出来ない
・資料をガン見
・アドリブで対応不可
・スムーズに言葉が出てこず、フリーズ
・話しながら動いてしまい、落ち着きがない
・話しているうちに赤面していき、声が震える
・そして汗が止まらなくなる
などと、客観的に自分を見ることはできても、それまでの成長が一向に感じられなかった。
周りの同期をみると、まるでベテランのような落ち着きである。
資料を見ずとも、頭の中で言うことが整理されているのか、スムーズに話している。
目を見ながら話しているし、落ち着いた印象がある。
そもそも普段の会話から私と皆は違うように思う。
ほとんどが関西出身の人だからなのかは分からないが、雑談力が異常に高い。
驚くくらい会話が途切れない。
私ときたら、「そうだよね〜」「本当にそう」などと共感することしか出来ず、会話が広がらない。
3人以上になると、尚更に会話に入ることが出来なくなり、空気と化す。
そういえば大学の頃も、異常に発表が上手かったり、アドリブに強い人が多かったように思う。
たまたまなのかもしれないが、関西の人は饒舌な人が多いように感じる。
こんな時、Creepy Nutsのたりないふたりが頭の中で流れる。
周りと比べて、引け目を感じて、自分には足りないものだらけだ…と消極的になるばかり。
そんな自分だが、反省点を次に活かす努力を本気でしてこなかったと気づく。
他の人よりかは、過度に緊張しいだとは思うが、
「自分にはできない」
「無理」
「この仕事に向いてない」
などと諦めて、自分を卑下してその場を逃れることが多かった。
今回の泊まり込み研修後も、そのように落ち込み、この仕事から逃げたいと研修中ずっと思っていた。
だが最近、『カーネギー話し方入門』という本を読み、悲劇のヒロインぶっていた自分が恥ずかしくなった。
大した反省もせず、練習もせず、逃げるだけ。
そんな自分に気づけただけでも、大きな一歩だと感じる。
簡単には変わらないとは思うが、卑屈になられているよりかは自信を持っている方が、周りもきっと居心地がいいに決まっている。
周りに気を使わせないためにも、自分を変える努力をしてみよう、と少しだけ強くなれた気がした。
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