![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116107181/rectangle_large_type_2_df528f1c12e25be6e936c5eea5592627.png?width=1200)
noteを始めて良かった事
noteを始めて1年4カ月がたった。
今日までに13記事を投稿した。
選んだ理由は「ブログ初心者にはnoteが良い」とネットで知ったからだ。
他を知らないから何とも言えないが、“とても使いやすい” と日々実感していることは間違いない。モバイルに疎い世代の私にもわかりやすく、難しいと感じたことがあまりない。
記事には、自分自身が今まで何十年ものあいだ胸に秘めてきた思いをありのままに吐露している。つまり日常会話ではなかなか言えないことを表現できるところがよいのだ。
だから、記事を書く作業は、大変だが充実感があり、とても楽しい!
なにより精根込めて書き上げているので、あまり読まれなかったとしても、私にとっては、一つ一つの記事が、かけがえのない我が子のように感じられる。
いくつか記事を書いている途中、気づいたことがある。自分では色々な種類の内容を書いているつもりであったが、ふと、
私の記事の《共通点》はなんだろう?
と考えた。そうすると、ある1本の線でつながったのである。
どの記事も、幹や枝や葉はそれぞれ違うのだが、根っこにあるのは口はばったいが、
《人間の尊厳》
であり、それを強く訴えている、という事実が見えてきたのである。
「ああ、おれは、《人間の尊厳》を訴えたかったのか!」と、新たなる自分を発見したのだ。
まさにプルーストの言葉がピッタリ…
真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。
マルセル・プルースト
さて、新たな自分を発見したのは良かったが、ちょうどその時、noteで「丘の上のパン屋さんに行列ができる理由」という記事に7000以上もの『スキ』がついているのを知った。
また、他にも多くの読者を獲得しているものは、やはり、生活に根ざした楽しいライト感覚の記事だと知り「今の社会や時代が求めているものは、こういう内容なのか~」と愕然とした。
これでは、「人間の尊厳」をテーマにした重くて堅苦しい私の記事の投稿は、「空気が読めない」行為ではないか?
なんとも《風車を敵に見立てて立ち向かって行くドン・キホーテ》と自分が重なるような気さえしてくるのであった。
しかし、以下の理由で私はnoteを続けることにした。
①「人間の尊厳」といった話は友人知人とす
る普段の日常会話では、なかなか話せる
ものではない。ムリに語ればドン引き
される可能性が高いが、ブログなら広く
公開されるので、なかには「人間の尊厳
」に興味のある人がいるかも知れずその
人に読んでもらえれば嬉しいことではな
いか、と考えた。
②自分が人生を生きてきて、もっとも表現し
伝えたいことは、やはりどうしても「人間
の尊厳」についてなので、かりに、読んで
くれる人が少なくとも、これが自分なのだ
からしかたがない!と吹っ切れた。
③「人間の尊厳」というものは誰でも分かっ
ていることなので「言うは易く、行うは
難し」ということに帰着する。ではその
「行うは難し」はなぜなのか?それを私な
りに探り、なるべく私自身の体験にもと
づいて表現する事に挑戦している。これ
は価値あることだと考えた。
④ブログというものは、私自身が小説家とか
雑誌の記者とか、著名人などではなくても
自身の思いや考えを表現し、広く伝えるこ
とができる。これはかなり幸せなことだと
思った。
⑤文章というものは後世に残る。私がこの世
から去ったあとも残る。そして一人でも私
の記事を読んで共鳴してくれたとしたらよ
りよい社会への一雫になるかも知れない。
また、自分がこの世に生を受けて、色んな
体験をしたなかで一番表現したいことを文
章として残せるということは、私自身が生
きた証を残すことであり、刻印する事であ
る。これは、とてもありがたいことだ!と
考えた。
以上5つの理由から、私はnoteを続けているし、続けていく。
新たな自分を発見したこと、
自分の思いを表現できる場を持てたこと、
自分の思いを表現する楽しみを持てたこと、
秘めてきた思いを開示することで人生に対する後悔が一つ減ったこと
結論すると、以上4点が「noteを始めて良かったこと」である。
現時点で、私の書いた記事が2500人(回)もの人に閲覧され、75もの『スキ』を頂いている。他のブロガーに比べればはるかに少ないのかもしれない。
でも、私にはこれで十分過ぎるほど十分だ。
なぜなら、この世の中で「私の心からの叫び」を知る人がたった1人でもいるだけで本当にありがたいことだと思うから。
これからも、この苦しくも楽しい『note投稿』を続けていきたいと思う。