生後1週間以内の赤ちゃんに保湿剤を塗るとアトピー発症率が減る!肌から吸収されるアレルゲンの危険について
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アレルギーマーチとは?
「生後1週間以内の赤ちゃんの全身に保湿剤を塗るとアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下した」
これは、日本で発表された研究結果です。
「アレルギーマーチ」って知っていますか?
アレルギーマーチとは、
「アトピー素因」のある乳幼児が
成長するに従って、アレルギー性の疾患が
まるで行進(マーチ)のように次々と
症状を変えて出現することをさします。
アトピー素因とは
遺伝的にアレルギー体質であることです。
アレルギーはどうやって起きるのか?
ここでは抗体(IgE)が関与する代表的なアレルギーの原因をご紹介します。
抗体(IgE)とは免疫にかかわるタンパク質で、アレルギー体質の指標の一つです。
アレルギーの原因物質であるアレルゲン
(食べ物、スギ花粉など)が体内に入ると
体がアレルゲンを異物と判断し
抗体(IgE)を生成します。
抗体(IgE)はマスト細胞という細胞に結合します。
再びアレルゲンが体内に侵入し、抗体と結合します。
この時にマスト細胞がヒスタミンなどのケミカルメディエーターを放出します。このケミカルメディエーターが原因となってアレルギー反応を引き起こします。
*ケミカルメディエーターとは細胞から細胞へ情報伝達する化学物質です。
アレルゲンは口より皮膚から体内に入るほうがアレルギーを起こしやすい
イギリスではピーナッツオイル入りの
クリームを子どもに塗る習慣が親にあると、
子供にピーナッツアレルギーが増えたという結果が報告されていたり、
日本でも小麦成分を含む石鹸を使った人が、集団で小麦アレルギーになるなど、
口から体に入るよりも
皮膚を通して体に入った成分のほうが、
食物アレルギーを引き起こしやすい
ことがわかっています。
アレルゲンの量は
口から入るほうが多いのに、
影響は皮膚からのほうが大きい
ことがわかったのです。
つまり、量よりも
どこからアレルゲンが入ったのかが重要。
「経皮感作」
皮膚からアレルゲンが体内に入って
アレルギーを引き起こすことを「経皮感作」
といい、アレルギーマーチには重要になります。
では、
どうしたら経皮感作を減らせるのか
皮膚を強くし、
皮膚のバリア機能を高めること
で皮膚から入るアレルゲンを減らす
ことが大切です。
「赤ちゃんの全身に保湿剤を塗るとアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下した」
という研究結果が発表されましたが、
新生児期からの肌の保湿が
アレルギーマーチの予防に有効ということ。
⚠️食物由来の成分が入っている保湿剤は注意が必要!食物アレルギーを引き起こす可能性
キュレル高いけど生後1ヶ月はこれを使うのがオススメ!
ポンプタイプはお風呂あがりに塗りやすい。
アトピー性皮膚炎は、
なりやすい体質は受け継がれても、
決して遺伝するものではない。
そして、治らない病気でもない。
正しい肌活を取り入れることで
状態のよい肌を維持して
アレルギーを予防出来るんですね!
ちなみに、3人出産し3人とも妊娠性痒疹になった私ですが、子どもたちはアトピーなく過ごしています。
保湿!保湿!保湿!とみんな頑張ったおかげかもしれません。
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