映画レビュー 52作目 霧の旗
ここ最近は、第75回NHK紅白歌合戦全体予想の投稿を行なっていたが、神保町シアターで開催されて
いる、山口百恵映画祭に行ってきたので、ここで
見た、霧の旗をレビューする。
山口百恵演じる桐子は、関口宏演じる兄と2人暮らしを行っていた。
そんなある日、兄の正夫が殺人事件を起こした
として、警察に逮捕される。
無実を訴える正夫に対して、桐子は、東京で法律
事務所を運営している三國連太郎演じる欽三に
弁護を依頼する。
しかし、彼から弁護は断られ、正夫は獄中死
してしまう。
この、断られる様子を見ていた、三浦友和演じる
啓一は、欽三に真実を調べてもらうように説得
する。
と言った内容だ。
この映画を視聴していて、思ったのは全てが
中途半端であると言った事である。
まず、前半は、山口百恵のスケジュールが
取れなかったのか、三浦友和のシーンが非常に
多い。
主演なのに、出番が少なすぎるのではないか?
その出番以上に気になってしまったのが、
物語の内容である。
あっさりと、正夫が亡くなり、復讐をするのだが、その復讐が中途半端なのである。
1番復讐すべき相手は、真犯人のはずなのに、その
復讐描写や犯人が自供するシーンが全く無い。
そして、終わり方も頭にクエッションマークが
浮かぶものであった。
今度、原作の松本清張版と映画版がどのくらい違うのかを比べてみたいと思う。
星は、2.8