映画レビュー 70作目 サムライ
今回は、7月にbsで放送された、アラン•ドロンの
サムライをレビューする。
アラン•ドロン演じるジェフは、殺し屋で、
ナイトクラブの支配人を殺害して、警察から
疑われる。
しかし、クラブのピアニスト、ジャーヌによって
保釈される。
報酬をもらいにいった、ジェフは、手を撃たれて、殺されそうになる。
そこで、ジェフは、殺そうとした人間を探そう
とするといった物語である。
本作品を視聴して、気がついた事は、重要なシーンでアラン•ドロンのセリフが極端に少なくなる事だ。
冒頭約10分間、最後の警察との逃走シーン
彼の動きとジャズのbgm だけで、セリフをほぼ
発しない。
この点が、字幕に気にする事なく、画面に集中
できたので、非常に見ていて、気持ちよかった。
しかし、その点よりも内容の暗さや警察なのか、
裏切った依頼者の部下の行動なのかがわからない
シーンの多さなどが気になり、個人的にはあまり
楽しむ事ができなかった作品であった。
ジェフとピアニストのヴァレリーが依頼者を
探し出し、3人でいざ対決といったシーンとかが
見てみたかった。
また、最大の謎がタイトルのサムライである。
武士道について、冒頭でテロップがあるが、
その武士道は、それ以外、作品で語られる事は
無い。
日本の侍の考えと、この映画の考えは、大分
違うと思うので、別のタイトルにして欲しかった。
星は2つ