映画レビュー 8作目 007は二度死ぬ

9/23から、日本公開60周年を記念して007の過去の作品5作品が劇場公開されている。(11/17から、第2弾として追加で5作品が上映予定)

今年から007にハマった人間としては、丁度良いタイミングでの劇場公開となっており、劇場に通う日々が続いている。
今回は、1967年に日本が舞台となった007はニ度死ぬをレビューする。

アメリカの宇宙船が何者かに狙われた。アメリカは、ソ連が妨害したのではないかと疑う。
ただ、イギリスは、妨害したのは日本ではないかと疑い、ジェームス・ボンドに日本での情報収集をさせると言った内容だ。

本作の見どころは主に4つある。
1つ目は、当時の日本の町中の様子である。本作品では、東京、神戸、鹿児島と日本の様々な場所でロケがされている。特に、私は、東京の夜の町の電光掲示板のシーンが印象深く残っている。高度経済成長真っ只中の日本の企業の名前が次々と確認でき、今の形式と違う電光掲示板に心が動かされた。

2つ目は、とにかくツッコミ所の多い日本のイメージである。本作品では、日本の秘密部隊が忍者で、忍者と言いながら、修行の服装が、柔道服だったりと当時の方が見てもツッコミ所のシーンが大きすぎる。丹波哲郎などの日本の俳優さんたちは、かけ離れた日本のイメージに対してクレームを言わなかったのだろうか?もし、今後、新しい007の作品の中で、日本を舞台にする際は、正しい今の日本を物語に使って欲しいと思う。

https://m.youtube.com/watch?v=yBs4Uq6vXKc&pp=ygUTeW91IG9ubHkgbGl2ZSB0d2ljZQ%3D%3D

3つ目は、ブロフェルドの登場である。過去の作品では、姿を見る事は出来たものの、表情まで見る事ができなかったブロフェルドがついにスクリーンに登場して、ボンドと対面する。当時、1作目から視聴していたファンは、ものすごく興奮したに違いないシーンである。

4つ目は、物語最後の戦闘シーンである。今の映画では、あり得ない豪華なセット、爆破、アクションを楽しむ事ができる。当時、いかに映画業界にお金があったかがわかる事ができるシーンである。ぜひ、ケチらず、このようなシーンを現代の映画でも見てみたいとと心から思う。
以上が、本作品の見どころである。
星は3つ。


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