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即興詩

たまに鉛筆で書いてみる
午後の窓辺の陽射しを
懐かしむように
透明になってゆく指先から
延びる鎖が吸い込まれて
白黒の海に溺れ
青空の翼が喘ぐ
瓶に封じ込められた
記憶が震える
空と海の一コマが
机の上に置かれている
何処でもないそこで
時が歩み始める

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