ちょっと軌道修正
非認知能力をこれからも取り上げていきたいと思っているのですが,細かく触れていくのもいいのですが,小さい視点になってしまうのはもったいないので,もっと大きな視点で見ていこうかと思います。
私の「よりどころ」になっているこちらの書籍は,今後もお世話になります。
こちらの書籍で取り上げている非認知能力は全部で15つです。
・誠実性
・グリット
・自己制御・自己コントロール
・好奇心
・批判的思考
・楽観性
・時間的展望
・情動知能
・感情調整
・共感性
・自尊感情
・セルフ・コンパッション
・マインドフルネス
・レジリエンス
・エゴ・レジリエンス
これらの非認知能力はひとつひとつがバラバラに存在しているのではなく,似ているものもあれば,組み合わせってさらに効果的に働くものなど,関係しあって成り立っています。
ですので,それぞれの効果的な介入の仕方や概念を細かく知っておかないと,効果の少ない実践になってしまう恐れがあるんですね。
細かいところはぜひ,こちらの書籍のご購入をご検討ください。
これからは,それぞれの非認知能力が具体的に働いている場面や組み合わせ,どういった声掛けをしたかなど,より具体に沿った内容をまとめていこうかと思います。
今回はたくさん非認知能力名が出てきたので,私がわかりにくかった能力について,さっとまとめて終わりにしますね。
~批判的思考~
こちらはよく聞くワードだと思うのですが,字面がネガティブな感じがして,「これは間違っているぞ!」みたいな,ちょっといやな感じがしてしまう方もいるかもしれません。
それはちょっともったいない話で,批判的な思考のすごく一部的な見方しかできていないということに気づきました。
非認知能力で取り上げる批判的思考は,
検討したうえで判定,評価する力をさします。
~楽観性~
ただのポジティブじゃないですよ。
将来のことをポジティブにとらえて柔軟に対処できる力を言います。
自分が変えられるものと変えられないものを見極め,柔軟に対処するんですね。あれもこれも「大丈夫,大丈夫~」みたいなやつではないですよ。
~情動知能~
気持ちと上手に付き合っていく力と言いましょうか。
自分と他人の情動を認識,区別して,それをさらに生かしていく力です。
~セルフコンパッション~
自分自身を受け入れて,やさしい気持ちで接してあげる力です。
甘やかすとかではなく,自分と向き合うステップを踏んだうえで,やさしい言葉を自分にかけてあげるような,そんな力です。
これはいつかもう少し詳しく触れたいですね。
~レジリエンスとエゴ・レジリエンス~
どちらも,困難な状態からの回復力なのですが,困難なものが何なのかと,それに対してどのように順応していくのかが違います。
これもややこしいので,いずれ。
しばらくは,いろいろな非認知能力に触れられた具体的な場面を思い出しながら,頭の中を整理していきたいと思います。
ぜひ皆さんからも,非認知能力が働いたなあという場面があったら教えてほしいです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
誰かの「よりどころ」になりますように。