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【後悔】痛い思いをしたジョブホッパー採用の経験談

数年前、私たちの会社で若手で営業ができる人材を探していた際、応募してきたのは24歳の女性、Bさんでした。彼女は若いながらも複数の企業で働いた経験を持ち、面接では、彼女の情熱がひしひしと伝わり、「この若さでこれだけの熱意を持つ人は少ない」と感じ、採用を決定。特にやる気が強く感じられたため、早期の戦力化を期待していました。


✅入社後のBさん

入社後、Bさんは期待通りに積極的に業務を引き受け、誰よりも早く出社し、遅くまで残業して頑張る姿が印象的でした。情熱的に仕事に打ち込む彼女に、周囲は大きな期待を寄せました。しかし、次第にBさんのジョブホッパーである由縁が見えてくることに。

✅とにかく報連相ができない

Bさんは、自分の進捗や問題点についてほとんど報告・連絡・相談を行わず、周囲を頼ることなく、重要な決定を独断で進める傾向がありました。彼女が顧客対応で勝手に判断した結果、大きな手戻りが発生し、納期が遅れることも少なくありませんでした。上司やチームが気づいた時には、すでに事態が深刻化していることが多く、対応が後手に回ることが度重なりました。

✅改善案を出すも‥

チーム内で何度かフィードバックをしても、「自分でやりたかった」「次は気をつける」と返事するものの、根本的な改善は見られませんでした。結果的に、彼女の独走によるトラブルが続き、チーム全体の士気と効率が低下。業務の混乱を招いてしまいました。

✅試用期間中の退職

さらに、Bさんの問題は退職時にも露呈しました。ある日、彼女は体調不良を訴え始め、無断欠勤が増えるようになりました。最初は上司や人事がフォローしようとしましたが、連絡が取れない日が続き、やむを得ず対応が後手に回りました。そして、ある日突然、Bさんが退職代行サービスを通じて退職を申し出たのです。直接連絡をすることなく、最後まで報連相ができないまま会社を去りました。

✅この体験からの学び

この一連の出来事から、深い教訓を得たような気がします。どれだけ仕事への情熱があっても、基本的なコミュニケーションスキルやチームとの連携が欠如していると、組織全体に大きな影響を及ぼします。また、履歴書や職務経歴書は嘘は付かないということです。短期間の在籍から退職を繰り返してるような人財は、やはりどこか大切なもが欠けている傾向にあるような気がします(口が悪くなり申し訳ありません)。ジョブホッパー人材を採用する際には、面接時の第一印象の良さに惑わされることなく、経歴の深掘りを徹底して、その人財が信頼でき、長期的な目線から会社にマッチする人財なのかを見極めることが非常に重要だと感じました。


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