テレビで見た綱引きに見た不思議。
昔、テレビで不思議なモノを見ました。
タレントやスポーツ選手、俳優やプロレスラーと多岐に渡って色んなゲストが出演している番組でした。
その番組で女子綱引きの選手5人とゲストが対決するというコーナー。
出演者側は男性も混ざって5人が綱引きに挑戦する事になりました。
ですが、全く歯が立たず、綱引き選手の勝利。
そこで出演者側は、もう一人男性を追加して6人で対戦しますが、6人でも負けてしまいます。
さらに追加でプロレスラーが入りました。
7人対5人の女性綱引き選手の対決。
それでも出演者側は負けてしまいます。
さらにもう一人プロレスラーが追加。
8人対5人の対決になりますが、それでも選手には勝てませんでした。
それだけの人数差があるのに綱引き選手に勝てないのが不思議でした。
力の合計では、圧倒的に出演者側のはず。
そこにはどんな秘密やコツがあるのでしょうか?
そこで司会者が解説してくれました。
これが“棒引き”なら圧倒的に負けてしまうそうです。
引っ張るのは“綱”なので、引っ張る時に曲がり、引っ張る方向が分散されるので、力がバラバラになるそうです。
なので、棒なら曲がらないので、真っ直ぐに力が加わり、シンプルな力比べになるそうです。
綱引きの選手は綱の力が一直線になる様に練習するそうです。
堪える時も引っ張る時も、力が一直線になる様に練習しているそうです。
なので、練習の時に監督が正面に立って、「〇〇さん左に2センチ」とか「〇〇さん右に1センチ」と細かいブレも無くす事で、力を一直線にする練習をしています。
引っ張って後ろに下がる時も、どっちの足から下るか等を調節して、全員が力を分散させる事なく、力の一直線を保ったままの状態にするそうです。
あんな綱をセンチレベルで調節する事で、大きな力を発揮出来るとは驚きです。
コツを聞いても、それを実際に使える様になるまで訓練するのも大変だと思います。
マジックも上手く見せるコツとかあるなら教えて欲しいところ。
お客さんの思考や期待を一直線にしていますか?
力(現象)を最大限に発揮出来てますか?