丸なのか?四角なのか?の話。
ある物体がある。
その物体を見ているAのグループとBのグループがある。
AのグループとBのグループは違う場所に居てる。
Aのグループは物体を丸だと言う。
Bのグループは物体を四角だと言う。
AのグループとBのグループは意見は違いますが、両方正解である。
物体の形は“円柱”である。
缶ジュース等の形である。
なので見る位置によっては、“丸”に見えたり“四角”に見えるのである。
ほとんどの人は、見てる位置を変えないので、Aのグループの位置に居てる人は、ずっと丸に見える。
Bのグループの人が四角と言ってる意味が分からない。
もちろん逆にBのグループもAのグループの言ってる意味が分からない。
同じ物を見ていて、どっちも正解なのですが、見る位置が違うだけで、意見が食い違います。
でもそれぞれのグループは、「自分達が正解だ!」と思ってます。
↑こんな光景って、どこかで見ますね。
そんな中、たまに見る位置を変える者が出てくる。
その人は見る位置で丸に見えたり四角に見えたりする事に気が付く。
両方の位置から見た人も、よく解らないがそういうものだと、何となく納得する者も居る。
両方の位置から見た人で、“円柱”と気付く人も居てる。
要するに一方向から見ただけでは解らない事がある。
色んな角度から見ることが大事である。
ある人が肩の痛みを訴え、病院に行った。
受診したのは形成外科。
色んな検査をした結果、手術が必要と言われた。
先生が言う。「手術の日はいつにしますか?」
患者さんは『少し考えてからにします』と言って、病院から帰ってきました。
その人は何となく整体に行ってみた。
すると痛みは軽減し、何度か通院してるうちに、痛みは全く無くなりました。
手術をする必要は無くなりました。
体にメスを入れる事なく回復しました。
これは形成外科の先生が誤診した訳でもなく、儲けたいから必要ない手術を提案した訳ではありません。
その人の症状を見て、形成外科で治すなら手術が必要と言う事。
形成外科の位置で、患者さんの症状を見ると、治し方は手術しか無かったのである。
しかし整体の位置から見ると、数回通院するだけで完治が可能だったのです。
この様な話はたまに聞きます。
多くの人はそのまま手術を受けるので、違う方法がある事にも気が付きません。
少し違う角度で受診してみたら、違う結果になっていたかも知れませんね。
上の受診した話は、整体の方が良かったと思いますが、円柱の話と同じで、痛みが無くなる事を中心に考えれば、どちらも正解です。
違う角度で見てみる事は大事です。
カードマジックで、お客さんがカードを覚えるのが苦手って人が居てます。
何度もカード当てをやられると、覚えるのも大変です。
そう言った人の為に、どのような解決方法を考えますか?
選んでもらったカードをプロジェクター等で表示しておくのも正解です。
僕みたいに、覚えてもらう手品をなるべく演じないという判断も正解だと思います。
上の円柱の話を読んで、「ふ〜ん」とか「何を言ってるんだろう?」と思った人は、同じ方向からしか見てない可能性があります。
皆さんも違う角度で見てみては如何でしょうか?
違う何かが見えるかも知れませんよ。
僕の見る角度が気になりますか?
その辺りはまたの機会に。