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メンタル・フォトを使っていた理由

 昔、テーブルホップの最初にメンタル・フォトを使ってました。

 メンタル・フォトとは、古くからあるトリック・デックで、表裏真っ白なデックに次々と印刷が現れて、表裏印刷されたデックになり、やがて元の真っ白に戻るという現象です。

 正確なやり方は知りませんが、現象が分かりやすく気に入ってます。

 テーブルホップの最初にやっていた理由は、現象が分かりやすいのもありますが、最終的に真っ白に戻り『真っ白で使えないので…』とレギュラーデックを自然に取り出せる点です。

 インビジブルとかトラベリングデックとかは、普通のデックに見えるので、その手品が終わったらデックをしまって別の手品を演じてから、レギュラー・デックを取り出す等をしないといけません。

僕のやってた手順

 僕のやってた手順は、白いカードを見せて、『トランプの台紙を持ってきました。こうやって持ってると普通のトランプっぽく見えませんか?』みたいな事を言って、デックを分けると印刷されたカードが現れます。

『他のカードは白いカードばかりですが、こうやると別のカードが現れます。こうやって見ると、いつの間にか全部印刷されました』と言って、全部印刷されます。

デックを袖で軽く擦る(フリ)をして、『こうすると1枚白いカードが出てきます』と言って、ボトムから白いカードを出して、そのカードをトップに置きます。

前を弾いて印刷されたカードを見せながら、『一番上が白いだけで、他のカードは印刷されてます。今から白く変わるところをお見せします』と言います。
デックの前を下から上に弾いていき『1』、弾きながら『2』、弾きながら『3』と言って、弾き終わると同時に両手でデックを広げながら『戻りました』と言って終わります。この方法はとてもビジュアルでありながら、とても安全な方法です。

 参考になりましたでしょうか?

 タイトルを見て思った人も居てるかも知れませんが、使わなくなりました。
自分で考えた手品のブランク・ジョーカーを使うようになったからです。
現象はすべて表が白いカードに印刷が出てくる手品です。
一時は両方使ってましたけど、それはそれで面白かったです。

それにしても昔の手品は骨太で強力です。
大事にしたいものですね。


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